カッコいい軍パンを買いたいんだけど型番や種類がたくさんあってよくわからないなー。どのモデルを押さえておけばいいのか、おすすめが知りたいな。
こんなお悩みを解決します!
ここ数年、人気が再燃してすっかり定番となった軍パン(ミリタリーパンツ)。
ただ、軍パンが気になっているけど、品番や種類が多すぎてどのモデルがいいのかわからない方も多いのでは?
そこで、軍パンの種類やおすすめモデル・おすすめショップについて詳しく紹介していきます。
定番軍パンから名作ミリタリーパンツまで、男らしくて最高にカッコいい1本を探してみてください。
個人的におすすめなのはアメリカ軍・M65とイギリス軍・ロイヤルネイビーコンバットトラウザース!
軍パンの種類は大きくわけて【ファティーグパンツ・カーゴパンツ・スラックス・チノパン】の4種類
まず基礎知識として、軍パンの種類を紹介します。
- ファティーグパンツ
- カーゴパンツ
- スラックス
- チノパン
細かく分ければもっと種類はありますが、ざっくりと分ければこんなところですかね。
それぞれの特徴や代表モデルを紹介していきます。
ファティーグパンツの特徴と代表モデル
ファティーグパンツは大きなスクエア型のフロントポケットが特徴。
他の軍パンでよくあるサイドのカーゴポケットがないので、スッキリとしたシンプルな見ため。
ベイカーパンツと呼ばれることも多く、オリーブグリーンの生地が似合う代表的なミリタリーパンツです。
- アメリカ軍・US.ARMYファティーグパンツ
- イギリス軍・ファティーグパンツ
国によって細かなディティールはちがいますが、軍パンの中では比較的スッキリとしたシルエットでコーデに使いやすいのが特徴です。
カーゴパンツの特徴と代表モデル
カーゴパンツの特徴はサイドにつく大きなポケット。
容量があり使い勝手がいいカーゴポケットはなるべく手ぶらでいたいメンズにとってありがたい存在です。
これまでも多くのメーカーやブランドが、ミリタリーパンツの代表的モデルであるカーゴパンツを真似してつくってきました。
- アメリカ軍・M-65フィールドパンツ
- フランス軍・M47
服としての完成度が高く、ヴィンテージ市場でも高騰しているのがカーゴパンツの特徴です。
スラックスの特徴と代表モデル
軍パンの中では少し異色の存在といえるのがこの「スラックス」タイプ。
軍の中でも、パレードなどの行事があるときに着られた準礼服として位置づけられるモデルが多いですかね。
キレイなシルエットやセンタープリーツなど、ドレスパンツとしても通用する軍パンらしくないキレイめパンツが多い印象。
- イギリス陸軍・No2ドレスパンツ
- イギリス空軍・No.2オフィサーパンツ
「ちょっとキレイめなパンツが欲しい」
「でもありきたりなウールスラックスはイヤだ」
こんな方にはぜひチェックしてもらいたいミリタリーパンツです。
チノパンの特徴と代表モデル
アメカジ好きの方には定番のチノパンも厳密にいえばミリタリーパンツ。
打ち込みの強いチノ・クロスを使用したパンツは各国軍にも採用されていた正真正銘の軍パンです。
年代によってボタンやポケットのステッチが違い、古着好きの方から人気が高いのもチノパンの特徴。
- フランス軍・M52
- アメリカ軍・M41
比較的、どこの国でもミリタリーパンツとして採用されていて、色んな国のチノパンが手に入りやすいのも特徴です。
色々なブランドがモチーフにしているぐらい、軍パンはファッションアイテムとして完成されているものが多いね。
デニムブランドとして知られる「or slow」も、ファティーグパンツなどを独自のフィルターを通してリリースしています。
【コーデ例あり】持っておきたい軍パンは「アメリカ軍・フランス軍・イギリス軍」の名作モデル
代表的な軍パンの種類を紹介してきましたが、ここからは”名作”と呼ばれるミリタリーパンツをご紹介。
特に名作パンツを生み出しているのは下記の3つ。
- アメリカ軍
- フランス軍
- イギリス軍
それぞれの国の軍パンで、特に押さえておきたい名作と呼ばれるモデルを見ていきましょう。
【アメリカ軍】M65フィールドパンツ
- M65フィールドパンツの特徴
国 | アメリカ |
年代 | 1965年~ |
カラー | オリーブグリーン |
特徴 | サイドの大きなカーゴポケット オーバーパンツ由来の極太シルエット 膝のプリーツで動きやすさを考慮 |
価格帯 | ¥10,000~¥25,000程度 |
カーゴパンツの代表的モデルといえるアメリカ軍・M65フィールドパンツ。
ポケットの中の止血帯やその帯を通すループなど、ミリタリーパンツらしいディティールが満載の王道軍パン。
日本人に合うサイズが少なくなってきていることもあり、価格が徐々に高騰している人気モデルです。
僕も10年以上履きつづけていますが、流行りに関係なく履ける「The・軍パン」といえるモデル。
【アメリカ軍】ファティーグパンツ
- ファティーグパンツの特徴
国 | アメリカ |
年代 | 1940年~ |
カラー | オリーブグリーン |
特徴 | シンプルな外付け4ポケット 軍パンの中では比較的細めのシルエット ベイカーパンツとも呼ばれる |
価格帯 | ¥5,000~¥10,000程度 |
これまたアメリカ軍の代表的モデル・ファティーグパンツ。
他のミリタリーパンツに比べてシンプルなデザインで、多くのブランドがモチーフにしている王道パンツです。
コットンサテン生地を裏返して使用した「バックサテン」と呼ばれる生地が有名で、比較的、価格が安いのも人気の秘密。
古着屋でも見つけやすくてそんなに高くないから、初めての軍パンとしてもおすすめ。
【フランス軍】M47
- M47の特徴
国 | フランス |
年代 | 1947年~1960年代 |
カラー | ブラウンがかったオリーブグリーン |
特徴 | サイドの大きなスクエア型カーゴポケット デザイナーにも愛用者が多い 前期・後期の年代によってボタンや生地がちがう |
価格帯 | ¥20,000~¥35,000程度 |
今の軍パンブームをけん引している、といっても過言ではないのがこのM47。
さすがおしゃれの国・フランス!といえる、極太ながらキレイに見えるシルエットは、モード界の重鎮「マルタンマルジェラ」もショーで採用したほど。
とにかく人気がうなぎ登りで、¥30,000以上の値段をつけているショップも!
個人的に、後期型のマイサイズを探し中。なんとか手に入れたい!
【フランス軍】M64カーゴパンツ
- M64の特徴
国 | フランス |
年代 | 1964年~ |
カラー | オリーブグリーン |
特徴 | 名作M47の後継モデル 普段使いしやすい、ほどよい太さとシルエット バックポケットがないシンプル設計 |
価格帯 | ¥7,000~¥12,000程度 |
先ほどのM47の後継モデルとして登場したのがM64。
M47と同様のカーゴポケットはそのままに、ほどよい太さで裾に向かってテーパードした美シルエットはさすがフランス。
少し光沢のあるサテン生地もミリタリー色が少なく、普段使いしやすい万能パンツです。
M47の次は、このM64が高騰すること間違いなし!
【イギリス軍】ファティーグパンツ
- イギリス軍ファティーグパンツの特徴
国 | イギリス |
年代 | 1965年~ |
カラー | オリーブグリーン |
特徴 | サイド片側の大きなカーゴポケット 幅広ベルトループ・サイドアジャスター付き 軍パンらしからぬテーパードシルエット |
先に紹介したアメリカ軍のそれとは一線を画す洒落た雰囲気があるイギリス軍・ファティーグパンツ。
ベルトループや片側カーゴパンツなど少し変わったディティールは、軍パンの中でも異色の存在。
ポリ混の薄手生地で一年中履けるのもありがたいポイントです。
価格とデザインのバランスからいえば、イギリス軍はかなり狙いめだと思うよ!
【イギリス軍】ロイヤルネイビーコンバットパンツ
- ロイヤルネイビーコンバットパンツの特徴
国 | イギリス |
年代 | 1965年~ |
カラー | ネイビー |
特徴 | 大きめのサイドカーゴポケット 股下にガゼットがあり動きやすい あまり見ないネイビーカラーが特徴 |
価格帯 | ¥6,000~¥10,000程度 |
紳士の国イギリスの海軍で使用されている軍パンがこちら。
ミリタリーパンツといえばカーキやオリーブグリーンのイメージが強いですが、ネイビーは海軍などで多くつかわれるカラー。
前期タイプはポケットが斜め、後期タイプはポケットが縦など、細かなディティールがちがうので購入の際は要確認です。
ネイビーになると少し上品に見えて、大人でも履ける軍パンとしておすすめです。
実際に僕も履いてますが、太さやポケットなど細かなディティールに特徴があって重宝してるよ。
【イギリス軍】No.2ドレスパンツ
- No.2ドレスパンツの特徴
国 | イギリス |
年代 | 1965年~ |
カラー | ブラウン、ネイビー |
特徴 | そのままビジネスで使えそうなキレイなシルエット サスペンダーボタンやサイドアジャスターが特徴 カラーは軍によってちがう |
価格 | ¥4,000~¥10,000程度 |
その名前のとおり、軍の祭典などフォーマルな場面でつかわれていたドレスパンツ。
さすがイギリス、といえるキレイなシルエットと細かな作りこみが特徴のミリタリーパンツです。
スラックスといえど、どこかミリタリーパンツの雰囲気を持っているドレスパンツは、これから注目されるにつれて値段が上がっていくと予想されます。
多くのミリタリーショップがこぞって扱い始めたので、これから注目度は上がっていくでしょう。
ウール素材が多いので、洗濯がちょっと面倒なのがデメリットかな。でも、この雰囲気でこの価格帯はぜひ狙いたい軍パン!
【番外編】スウェーデン軍・チェコ軍あたりも好デザインでおすすめ
アメリカ軍・フランス軍・イギリス軍のミリタリーパンツがおすすめと紹介してきましたが、ヨーロッパの国々の軍パンも秀作揃いでおすすめです。
特に北欧・東欧系の軍パンは凝ったものが多く、ファッションとしてミリタリーパンツを履くのにぴったりなものが多い印象。
個人的には「スウェーデン軍」「チェコ軍」あたりが、そこそこ数もありデザイン的にも優れていると感じてます。
アメリカ軍やフランス軍の軍パンにくらべて、値段が抑えめなのもありがたいところ。
軍パンと同様に、これらのミリタリー出自のアイテムも紹介しています。
【どこで買う?】おすすめショップと通販サイト
たくさんの軍パンをおすすめされたけど、実際どこで探せばいいの?
というわけで、軍パンを購入するのにおすすめのショップ・通販サイトを紹介します。
軍パンを扱うショップは全国に数多くありますが、特におすすめなのが次のショップです。
最初の3ショップはどれもミリタリー専門店で、いろいろな国のミリタリーアイテムが並ぶ、見ているだけで楽しめるお店ばかり。
フェブインターナショナルは東京・高円寺にある高感度なメンズセレクトショップで、厳選されたミリタリーアイテムのセレクトに定評があります。
どちらも楽天にショップがあるので、価格の比較もしやすく、購入時に楽天ポイントが利用できるのが嬉しいですね。
【古着・デッドストック・レプリカ】軍パンを探すときは状態を要チェック
基本的に古着で販売されている軍パンは、商品の状態を確認しておくことが大事。
販売されている軍パンの状態は大きく分けて次の3タイプに分類されます。
軍パンの状態 | 商品状態 | 価格 | よく使われる表記 | おすすめ度 |
---|---|---|---|---|
デッドストック | 未使用品だが年代によって差がある | 高いものが多い | 実物、デッドストック、DS | 値段は高いがかなりおすすめ! |
古着 | 使用された状態により差がある | 比較的安い | 古着、中古、実物 | 値段も安いものが多くおすすめ |
レプリカ・復刻 | 新品 | 古着と同等か安い | 〇〇軍タイプ、復刻版 | 本物にこだわらなければ〇 |
本物で未使用品であるデッドストックがもちろん1番いいですが、どうしても値段は高くなりがち。
本物にこだわりがなく、軍パンのデザイン自体を楽しみたいという方は、レプリカ・復刻を選ぶのもアリでしょう。
僕は古着の中からできる限り状態の良いモノを探して、なるべくお金をかけないようにしてることが多いかな。
ただ、デッドストックのM47はいつか手にしたい…
僕はこまめにブランド古着店を回って掘り出し物がないか探し回っています。
【軍パンの種類・まとめ】迷ったら名作カーゴパンツとファティーグパンツがまちがいなし
軍パンを探すときに参考になるように、種類やおすすめモデルを紹介してきました。
まとめてみるとこんな感じです。
- 軍パンの種類は大きく分けて4種類
- アメリカ軍・フランス軍・イギリス軍がおすすめ
- 楽天でも買えるおすすめショップ
- 商品状態も必ずチェック
いくつかおすすめの軍パンも紹介してきましたが、迷ったらまずはこの2モデルを推しておきます。
- 「アメリカ軍・M65フィールドパンツ」
- 「イギリス軍・ロイヤルネイビーコンバットパンツ」
このページを読んで、お気に入りの軍パンを見つけてもらえればうれしいですね。
最後まで読んでいただき誠にありがとうございました。
それでは、パーネン(@hiro_pa911)でした。
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