VANSの人気モデル「オールドスクール」を徹底解説
男女問わず人気の高いVANSオールドスクールについて、USA企画や種類の違い、サイズ感や履き心地、人気カラーをどこよりも詳しく解説していきます!
VANSの定番スニーカー「オールドスクール」ってなんでこんなに人気なの?履いてみたいけど、サイズ感や履き心地が気になるなー。購入するのにどんな種類があるのか、人気カラーやおすすめ購入サイトも知っておきたいな。
こんな「バンズ・オールドスクール」についてのお悩みを解決します!
VANSの数ある人気モデルの中でも、定番中の定番である「OLDSKOOL/オールドスクール」。
今や知らない人はいないといえるほど人気の高いオールドスクールについて、特徴やUSA/日本企画・種類の違い、履き心地・サイズ感について詳しく紹介していきます。
特にサイズ感で悩む方は、普段履くスニーカーより1~2サイズほど大きめを選ぶのがポイント。
購入時に気をつけたいサイズ選びのコツやチェックしておきたいおすすめのショップ・サイトを徹底解説します。
次のような方は、このページを読めば納得のオールドスクールを見つけることができますよ!
- オールドスクールの種類、人気カラーを知りたい方
- オールドスクールの購入を考えている方
- オールドスクールのサイズ選びで迷っている方
どのモデルかで迷うなら「色ならブラック/ホワイト」、「履きやすさならプロモデル」を選んでおけば間違いなし!
【VANS オールドスクールとは?】特徴と歴史
アパレル関係者の中でも特にこだわりをもった人たちが「JAZZ」と呼ぶこともある「OLD SKOOL/オールドスクール」。
そのオールドスクールについて、歴史やデザインの特徴を詳しく紹介していきます。
「STYLE36」が前身モデル、バンズの1番人気定番モデル
今やブランドを象徴する波打ったサイドライン、通称「JAZZストライプ」が初めて採用されたモデルがこの「OLD SKOOL/オールドスクール」になります。
1977年、発売当初は「STYLE36」という品番で販売されていました。
キャンバス素材のスニーカーが当たり前だった時代に、耐久性アップのためにつま先部分に革の補強を取り入れるなど、当時としては画期的なモデル。
前年に発売された「ERA」同様、履き口に配されたクッションが足首を保護する形となって、多くのスケーター達に好まれてシェアを広げていきました。
発売当時も大人気だったんだね。
買いやすい価格と耐久性からスケートシューズとして人気爆発
スケボーが一大ムーブメントになると、ファッション感度の高い人たちに支持されるようになり、ブランドを代表する人気モデルに。
- シンプルでおしゃれな見ため
- スケボーでも履けるタフで丈夫な作り
- カラーやデザインの種類が豊富
コーディネートの相性の良さや買いやすい価格も手伝って、メンズ・レディース問わず人気が高く、街で見かけることも多くなりましたね。
みんなが履きすぎて、もはや「流行りすぎ」といえるレベルの人気っぷり。
ここ数年はおしゃれスニーカーとして大人気だね。
ワッフルソールとヴァルカナイズド製法
他ブランドにはないVANSの特徴として、ワッフルソールとヴァルカナイズド製法が挙げられます。
VANSの特徴的なワッフルソールは、本当にお菓子のワッフルメーカーのような機械で製造しています。
グリップの効いたソールで、歩く度に「キュッ」と鳴る感覚はVANS好きの方にはたまりません。
できあがったワッフルソールを、昔ながらの「ヴァルカナイズド製法」でアッパーと接着して一足の靴が完成。
- 「ヴァルカナイズド製法」
アッパーとソールをゴムのテープで固定し、高温で圧着させる製法。
様々な方向からの負荷に強く、大量生産に適したスニーカーの製法として靴業界で広く使われている。
オールドスクールも例にもれず、ヴァルカナイズド製法のアウトソールを採用しています。
履き続けると前足部のサイドが割れてくるのが「ヴァルカナイズド製法あるある」なので、その辺は寛大な心で見てあげてください……
サイドの割れがあってこそのVANSといえるぐらいだよね。
【VANS オールドスクール】日本企画とUSA企画の違い、見分け方
もともとアメリカで生まれたVANSですが、日本ではABC-MARTが総代理店として企画・販売を担っています。
日本で流通しているVANS製品は、本国アメリカで発売される「USA企画モデル」に加えて、ABC-MARTがライセンス製造する「日本企画モデル」の2種類が存在します。
- VANSにはUSA企画と日本企画の2種類がある
- もちろんオールドスクールにも2種類が存在
- ファッション愛好家にはUSA企画が人気
「VANS」USA企画と日本企画の違い
USA企画と日本企画の2種類には次の表のような違いがあります。
USA企画 | 日本企画 | |
品番 | 「VN~」 | 「V~」 |
つま先 | フラット | 反っている |
横幅 | 広い | 狭い(最近はあまり差がない) |
USA企画製品はABC-MARTの他に、セレクトショップや輸入業者が海外から買い付けたものを販売しています。
日本企画製品は基本、ABC-MARTのみで購入できます(一部コラボモデルを除く)。
スニーカー自体の作りのちがいもありますが、USA企画は箱もおしゃれなものが多く、年代によってデザインも変わっています。
オールドスクールにおけるUSA企画/日本企画の違いと見分け方
オールドスクールもUSA企画/日本企画で違いがあり、同じオールドスクールでありながら微妙に仕様が変わります。
- 日本企画のオールドスクールはすべて「V36」から始まる品番
- 日本企画の方がサーフラインが太め
- 日本企画の方がつま先が沿っている
- 日本企画の方が全体的に細い
- 日本企画は全国のABC-MARTで手に入る
- 日本企画の方が全体的に価格が安い
ぱっと見はほとんど変わらないですが、細かい部分を見ると、このような違いがあります。
わかりやすい見分け方はタン裏のタグを見てください。
「V36~」の品番が書いてあれば確実に日本企画のオールドスクールといえます。
スニーカー好きには断然USA企画が人気
USA企画と日本企画、どちらを選ぶかは好みによるところが大きいですが、USA企画のオールドスクールの方が手に入りにくく、希少性は高いです。
スニーカー好きの僕は断然、「USA企画」派!VANSは基本こればっかり。
日本企画とUSA企画の違いや他の定番モデルをもっと詳しく紹介したページもあります。こちらも参考にしてみてください。
【VANS オールドスクールのサイズ感や履き心地】USA企画モデルでレビュー「コツは大きめに履く」
ここからは実際にオールドスクールUSA企画モデルを着用して感じたサイズ感や履き心地をレビューしていきます。
最初に、VANSのスニーカー全般にいえることですが作りがとにかく小さいです。
オールドスクールの購入を検討している方は、サイズ選びの際に注意が必要。
サイズ感は小さめ、大きめサイズを選ぶべし
- 僕の足の実寸は26.5㎝
- オールドスクールなら27.5㎝(US9H)がベストサイズ、
- インソールを入れるなら28㎝(US10)で良いぐらい
特にオールドスクールは足幅が狭く、普段通りにサイズをえらぶとかなりきつく感じてしまいます。
実際の足のサイズより1~2サイズ大きめのサイズが目安ですね。
オールドスクールは痛い?かかと部分のサイズ合わせは大きめを選んで解決
オールドスクールは痛いって聞くけどどうなの?
先ほども説明したようにオールドスクールのサイズ感は小さめなため、かかと周りはかなりしっかりフィットする形状です。
いくらクッション素材が入っているとはいえ、ローテクスニーカーに分類されるモデルなので、かかと周りは正直、固めの履き心地です。
ここがあまりにもぴったりすぎると、靴ずれの原因になるのでやはりサイズ選びは大きめがいいでしょう。
サイズ交換に対応してくれるECショップも多いので、近くにショップがない方は、思いきって大きめサイズを選ぶことをおすすめするよ。
ちなみにVANSはサイズ表記がUS表記なので、サイズ選びは間違えないようにしましょう。
履き心地は決していいとはいえない【最近は改善されている】
オールドスクールの履き心地は決していいものとはいえません。
やはりクラシックスニーカーの部類に入るので、クッション性を求めるのは酷といえるかも。
近年は少しずつインソールの素材が改良されていて、USA企画・日本企画ともにかなり履き心地はよくなってきています。
靴屋時代はオールドスクールを履きつづけて仕事するのがつらかった…
インソールで履き心地をよくする方法も
オールドスクールは固くて痛いってよく聞くけど、何か対処法ってあるの?
そんなオールドスクールですが、手っ取り早く履き心地をよくする方法があります。
それは「インソールを入れる」方法。
インソールは多くのメーカーからいくつもの種類が販売されていますが、個人的にオールドスクールにおすすめなのがぺダックシリーズ。
「さすが足の先進国ドイツ」といえるような、立体的で履き心地のいいインソールが数多くそろいます。
いろんなインソールが売られているけど、特にぺダックにはお世話になったね!
履き心地の良さで選ぶならプロモデルもおすすめ
VANSでは「プロモデル」と呼ばれる、プロスケーターが実際にスケートシューズとして採用しているモデルがあります。
VANSの定番モデルの見ためそのままに、耐久性や履き心地を格段に向上させた、正にプロ仕様なシリーズです。
プロモデルの特徴
- クッション性に優れた「ULTRACUSH HD」採用したカップインソール
- つま先側の耐久性を高めた「DURACAP」
見ためを気にしたいけど、やっぱり履きやすいモデルがいい!という方からも支持されているのがVANS・プロモデルです。
特にオールドスクールではプロモデルの展開が多い印象。
【VANS オールドスクールの種類と品番の違い】モデルによって変わる特徴
オールドスクールには数多くの種類があり、スニーカーフリークに人気のモデルも存在します。
- オールドスクール OG
- オールドスクール アナハイムファクトリー
- オールドスクール ボルトライン
- オールドスクール プロモデル
- オールドスクール DX
- オールドスクール プラット
仕様や種類の違いを解説していきます。
オールドスクール スタイル36 OG/オリジナル
「OG」とはオリジナルの略。
オールドスクール当初の品番(スタイル)「36」、MADE IN USA時代のモデルを再現して作られているモデルで、最近は多くのモデルで「36」「OG」という品番が付けられています。
つま先のスエード部分が短く少しとがっていて、全体的にシルエットも平たく細いのが特徴で、スニーカー好きにはたまらないモデル。
オールドスクール アナハイムファクトリー(36DX)
スタイル36の中でも、特に1966年VANS創業時にカリフォルニア州アナハイムのファクトリーでつくられていたモデルを再現したのが「アナハイムファクトリーコレクション」です。
インソールにULTRA CUSHを採用、タフスエード・10オンスキャンバスを使用、厚めのミッドソールなど、かなり贅沢なつくりになっています。
見ためはカッコいいものの、若干お高めなのが玉にキズ。
オールドスクール LX/ボルトライン
「VAULT BY VANS」と称されるプレミアムラインで、世界でも限られた店舗しか扱えない希少なモデル。
素材やデザインに凝ったものが多く、明らかに定番ラインとちがうとわかる雰囲気がスニーカーフリークから支持されています。
1度逃してしまうとなかなか同じものは見つけられない、かなり希少なラインです。
オールドスクール プロモデル
スケートシューズとして名をはせたVANSらしく、クラシックラインの見ためはそのままにスケートボードでも使える仕様にしたのが「プロモデル」です。
アッパーの耐久性やインソールのクッション性を上げる素材を採用し、実際に大会で履いているスケーターも多数。
見ためもさることながら、履き心地にもこだわりたい方は必見のモデル。
ここまでは基本、USA企画のモデルになります。探すときは「VN~」という品番を探すといいよ。
オールドスクール DX
ここからは日本企画のオールドスクールの紹介です。
オールドスクールDXはクラシックラインの見ためはそのままに、インソールにULTRA CUSH、アッパーにタフスエード・10オンスキャンバス、厚めのミッドソールを採用。
日本企画ながら、USA企画にかなり見ためを寄せているところにABC-MARTの企業努力を感じますね。
オールドスクール プラット(厚底)
「厚底=プラットフォーム」から取ったモデル名が付いているオールドスクール。
定番のオールドスクールよりもソールが厚底になっていて、人とはちがうオールドスクールを履きたい女性の方に特におすすめ。
【VANS オールドスクールの人気色】定番のブラック、ネイビー、ベージュは鉄板カラー
バンズ・オールドスクールは毎シーズン、限定カラーやショップ限定モデルが発売されます。
レアモデルはもちろん魅力ですが、いつでも買えてコーデにも合わせやすい定番カラーはやはり強い味方です。
VANSオールドスクールで外せない人気カラー
- ブラック/ホワイト
- ブラックモノ
- ネイビー
- ベージュ
このあたりの定番カラーはチェックしておきたいところ。
ブラック/ホワイト
もっともオールドスクールらしいカラーといえるブラック/ホワイト。
1番人気でやはり外せないカラーです。
ブラックモノ
よりシンプルに、オールブラックとなるのがブラックモノ。
少し重々しい雰囲気になりますが、カッコよさでいえば1番のカラー。
ネイビー
アメカジライクに履きたいならネイビーカラーも見逃せません。
デニムなどのカジュアルコーデには欠かせないカラー。
ベージュ
近年、人気急上昇なのがベージュカラー。
特にレディース人気が凄まじく、レディースサイズは欠品していることが多い人気カラー。
まだしばらくはベージュ人気は続きそうです。
他にもチェッカー柄やシーズンカラーなんかも多くあるけど、使いやすさでいえばやっぱりこれらの定番カラーがおすすめかな。
【VANS オールドスクールはどこで買う?】チェックしておきたいおすすめショップ・通販サイト
実際にオールドスクールを購入するなら、どこのショップ・サイトを見ておくといいのか?
おすすめのサイトは次のとおり。
VANS オールドスクールのおすすめショップ・サイト
Amazon、楽天(日本企画ならABC-MART一択)
BILLY’S/ビリーズ
SSENSE、SNEAKERSNSTUFF
Amazon・楽天市場は外せない【日本企画ならABC-MART一択】
オールドスクールの購入を考えているなら、Amazonや楽天などの大手ECサイトは鉄板でしょう。
日本企画モデルならABC-MART楽天店の一択。
USA企画を探すにしてもAmazon、楽天なら色々なショップ、種類、価格を比較できるのでおすすめです。
USA企画・限定モデルが多いBILLY’S/ビリーズも要チェック
人とカブるのはイヤだから、限定モデルや海外モデルのOLDSKOOLが欲しいなー
こんなこだわりがある方には、VANSの海外企画モデルを多数、取り扱うBILLY’Sというショップがおすすめ。
プロモデルやアナハイムファクトリーモデル、ボルトラインも豊富です。
レアモデルが買える海外通販サイトも外せない
また、海外通販サイトなら日本未入荷モデルや海外モデルが探せるのでおすすめです。
日本語対応のおすすめサイトを紹介しておきます。
僕はVANSを探すときは常にこのあたりのショップをチェックしてるよ。
詳しく解説したページもあるので参考にしてみてください。
【VANS オールドスクールはダサい?】答えはノー!ダサく感じるのは流行りすぎたから
オールドスクールを調べていると「ダサい」というキーワードをたびたび見かけます。
え!オールドスクールってダサいの?
こんな心配をする方もいるかもしれませんが、答えは「ノー」です。
ここ数年のオールドスクール人気は確かに凄まじいものがあり、男女問わず、それこそイケてる人もイケてない人もみんな履いている印象です。
みんなが履いている=おしゃれじゃない人も履いている=ダサい
このように解釈している人が多いから「オールドスクール=ダサい」と捉えられているんだと考えられます。
でもそんなことを言ってしまえば、世界一売れたスニーカーといわれる「コンバース・オールスター」や「アディダス・スタンスミス」も全部、「ダサい」となってしまいます。
しかし、そんなわけあるはずがないのは誰でもわかる話。
そもそもダサい靴なら、こんなに多くの人が履くはずがありません。
オールドスクールはVANSの中でも1番人気モデルでイケてるスニーカーです。
あまりにも流行りすぎて、普段から目にする機会が増えたからダサいと感じてしまいやすいだけです。
どんな人気モデルも、人気になりすぎるとアンチが出てくるのは仕方のないことだね。気にせず、自分の気にいったスニーカーを探しましょう。
VANS オールドスクールはミュージシャンにも愛用者多数!あの日本のカリスマも履いている
世界中のミュージシャンに愛用者が多いVANS。
1980年代からのアメリカンハードコアパンクブームで音楽界でも人気を博すと、世界中にその人気は広まりました。
さらに今では「VANS」がメインスポンサーとなって、世界中から音楽ファンを集める音楽フェスまで開催されています。
日本でも「OLD SKOOL/オールドスクール」を愛用している事で有名なミュージシャンといえばこの人。
90年代に人気を博し今なお、熱狂的なファンが多い事でも知られる「HIGH STANDARD」の横山健。
CDジャケットの彼の足元はネイビーのオールドスクールが描かれているよ。
彼が履いている「OLD SKOOL/オールドスクール」を見て、音楽とVANSにハマっていった人も多いのではないでしょうか?
他にもVANS好きな音楽関係者が集まって、VANSの靴を思い浮かべて作った曲ばかりを集めたトリビュートアルバムまで発表してしまう程、音楽業界からの人気も高いんです。
参加しているのはハードコア、パンクで名をはせたバンドばかり。
僕もこのCDを運転中の車の中で大音量で聞きますが、かなり元気が出ますよ‼
【まとめ】VANSオールドスクールは種類もカラーも豊富、自分好みの1足を見つけよう
世界中で愛用者が多い「OLD SKOOL/オールドスクール」。
発売から数十年たってもデザインが大きく変わることもなく、様々なショップやブランドとのコラボや別注、更には製造国や年代によって差があり、多くのファンがいるモデルです。
ネットで探せば膨大なカラーや柄の商品が出てくるので、好みの一足を見つけてみて下さい。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。
それでは、パーネンでした。@hiro_pa911
パーネンです