VANS(バンズ)の数あるモデルの中でも高い人気をほこるAUTHENTIC(オーセンティック)。
一時は入荷が少なく入手困難なモデルでしたが、今ではすっかり定番扱いされていて手に入れやすくなりました。
この記事では、オーセンティックの特徴やサイズ感、よく似たERA(エラ)との違いを解説していきます。
- オーセンティックについて詳しく知りたい方
- オーセンティックのサイズ選びで迷っている方
- オーセンティックとエラの違いを知りたい方
バンズ オーセンティックとは?
数あるバンズのモデルの中で初めて販売された記念すべきモデル
1966年にポール・ヴァン・ドーレンと他2人によって生まれたVANS(バンズ)。
その始まりはカスタムオーダーからでした。
店頭に並んでいた見本モデルの色とサイズをオーダーし、注文を受けてから製造。
オープン初日には12名の顧客が注文し、当日の夕方には受け渡すことができるという画期的なオーダー方法でした。
その記念すべきブランドのファーストモデルがAUTHENTIC(オーセンティック)。
「#44」という品番がつけられたオーセンティックは、当初とほぼ変わらないデザインで現在も愛されている、ブランドを代表するモデルとなっています。
シンプルなレースアップのデザインと丈夫なキャンバス地、グリップ力の強いソールでスケーターを中心に人気を集めました。
「バンズ オーセンティック」よく似たエラとの比較
分かりやすい違いは履き口のクッションパッド
AUTHENTIC(オーセンティック)とよく似たモデルにERA(エラ)があります。
はっきり言って見ためはほぼ同じ。
違いを見ていきます。
履き口のパッドがあれば「エラ」、なければ「オーセンティック」
まずこちらの画像がオーセンティックの履き口。
履き口にパッドがなく、1枚仕立てのキャンバス生地で見ためすっきりな印象。
続いてこちらがエラの履き口。
オーセンティックを基に、スケート時の履き心地を良くするために付けられた厚みのあるパッドが特徴。
このポイントが1番分かりやすい見分け方です。
エラとオーセンティックではステッチの位置が違う
ステッチの違いでもエラとオーセンティックを見分けることができます。
この画像、左側がオーセンティック、右側がエラになっています。
ステッチの違いがわかりますか?
オーセンティックはシューレースの内側にステッチが走っています。
反対にエラはシューレースの外側にステッチが。
特に目に入る部分になるので、慣れてくるとステッチだけでも見分けることができるようになります。
また、ヒールカウンターのステッチでも見分けがつきますが、全てのモデルで当てはまらないので参考程度に覚えていてください。
シルエットにも若干の違いが…どちらを選ぶかは好みによるところ
実はシルエットも微妙に違っているので、見分けることができます。
- 薄くペタッとした平たいシルエットがオーセンティック
- シュッとつま先が細めな印象なのがエラ
パッドの有無によってシルエットに違いが出てきているのが見分けるポイント。
特にU.S.A.企画モデル同士だと、基本的に幅広で見分けが付きにくいですが、見慣れると全体の雰囲気で見分けられるようになります。
ただ、オーセンティックとエラ、こちらが良くてあちらが悪いというのはで特にないので、どっちを選ぶかは個人的な好みによるところです。
ちょっとした情報ですが、オーセンティックはU.S.A.企画のみが流通しています。
エラの場合は、国内企画とU.S.A.企画の両方が存在していることも覚えておくといいかも。
もう1度オーセンティックとエラの違いを見分けるポイントをおさらいします。
- 履き口のパッドの有無
- シューレース付近のステッチ
- 全体のシルエット
購入する際には、このあたりを参考にしながら選ぶといいですよ。
オーセンティックのクタッとしたローテク感はコンバース・オールスターに似た雰囲気があります。
こちらの記事も参考にしてみてください。
「バンズ オーセンティック」サイズ感とサイズ選びの注意点
サイズは小さめ、選ぶなら2サイズアップが基本
さて、気になるサイズについて。
バンズ全体にいえることですが、サイズは小さめにできています。
僕は足の実寸が26.5cmです。
オーセンティックを選ぶときは27.5cm(9H)を選びます。
0.5cm刻みで展開されてるので2サイズアップということになります。
このサイズで、普通のソックスならちょうどいい感じ。
厚手のソックスならかなりぴったりという感覚です。
ボリューム感が少ないスニーカーなので、2サイズアップぐらいが全体のバランスも良くなりますよ。
また、バンズのサイズはUS表記で表されることも多いです。
靴のサイズ表記について解説した記事もあるので、こちらも参考にしてみてください。
「バンズ オーセンティック」カジュアル感の強いモデル
カジュアルコーデに使えばおしゃれに
シンプルで使いまわしの効くオーセンティック。
「エラとの比較」で述べたように、クタッとしたローテク感満載のモデルです。
その雰囲気からカジュアルコーデに合わせるとバッチリ、ハマります。
特にデニムやチノパン・軍パンなど、カジュアルコーデの王道パンツとの相性がいいですよね。
ここ数年では、レディースサイズの展開も増えてきているので、女性がスカートなんかに合わせても、可愛くまとまるはず。
逆にカッチリとした格好にスニーカーを合わせたいならエラをおすすめします。
シルエットがオーセンティックに比べて少し細身ですっきりとした印象に仕上げてくれるので。
オーセンティックとも相性がいい、オアスロウのパンツを紹介した記事。
こちらも参考にしてみてください。
「バンズ オーセンティック」素材はキャンバスとスウェードが本命
カラバリや柄が豊富なのも特徴的
発売当初はキャンバス地のみで製造されていたオーセンティック。
生まれてから50年以上の年月が経ち、様々な素材で作られてきました。
その中でもやはり人気なのがキャンバス素材のモデル。
そして、キャンバスと並んで支持されるスウェード素材のモデル。
オーセンティックでは、この2素材を中心に展開されています。
バンズの嬉しいところは、定番カラーが継続して販売されていることに加えて、シーズンによって限定カラー・シリーズやコラボモデルが
展開されるところ。
自分好みのカラーやモデルを見つけるのもバンズのスニーカーを選ぶ醍醐味ですよね。
「【VANS・AUTHENTIC(バンズ・オーセンティック)】エラとの違いやサイズ感について解説」のまとめ
僕が靴屋をしていた2010年頃は、欠品も多くなかなか購入しづらかったオーセンティック。
生産体制が整ったのか、今では比較的、在庫も安定していて買いやすくなった印象です。
価格もそんなに高くないので、2足・3足と集めたくなる、靴選びが楽しくなるスニーカーですよ♪
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。
それでは、パーネン(@hiro_pa911)でした。
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