今回ご紹介するのは僕が大好きなVANSの中でも知る人ぞ知る存在のモデル「HALFCAB(ハーフキャブ)」。
くるぶしまである独特なミッド丈とボリューム感が特徴でスケーターからの人気が高く、VANSの中でも非常にリピート率の高いモデルなんです。
2022年に誕生から30周年を迎えて盛り上がりを見せている、VANSの中でも正に今注目すべきモデルを紹介していきます。
- ハーフキャブについて詳しく知りたい方
- 足元にボリュームのあるカッコいいスニーカーが欲しい方
- スケボー用に丈夫な靴を探している方
VANS・ハーフキャブとは?30周年を迎える人気スケートシューズ
ハーフキャブの説明をするには、まずこの人の名前を知っておいて下さい。
「Steve Caballero(スティーブ・キャバレロ)」
1980年代から活躍するスケボー界のレジェンドである彼が、VANSから初のシグニチャーモデルを発表します。
この1足がその1stモデル、その名も「Caballero(キャバレロ)」。
当時の絶大なスケボー人気から瞬く間にスケーターたちの間で人気モデルに。
しかし数年後、数多くのスケーターたちが履きやすくするためにミッドトップ(ハーフ丈)になるようカットしていたことに、彼自身が気づきます。
そこから「半分(ハーフ)にカットしたキャバレロ(キャブ)」として2ndモデル「HALFCAB(ハーフキャブ)」が誕生しました。
さらに当時流行していたスケボーのトリックで「ハーフキャブ(フェイキー180°オーリー)」という技があり、そのトリック名とも掛けたモデル名になっています。
靴につくロゴには、キャバレロ自身が「ハーフキャブ」をトリックしている際のシルエットが図案化されて刺繍されているのも特徴。
1992年の初登場から2022年で30周年を迎え、限定モデルも登場して盛り上がりをみせるハーフキャブ。
VANS好きのスニーカーフリークなら是非抑えておいてほしいモデルです。
VANS・ハーフキャブは履き心地の良さでスケートシューズとして人気、プロモデルも存在
スケーター界のレジェンドのシグニチャーモデルとして作られただけあり、やはりスケートシューズとしての機能はバツグン。
スケートのトリックで擦れることの多いつま先部分はスエード素材を使用し耐久性を向上させています。
(ハーフキャブの多くのモデルがオールスエード使用ですが。)
トップ部分やタン部分にはかなり厚めのクッション素材が使われていて、足首からくるぶしにかけてしっかりと保護。
足首周りのフィット感がくせになりそうな、履いていてもストレスを感じにくい履き心地の仕上がっています。
実際に多くのスケーターの方がスケボーする時のシューズとして重宝しているモデル、それがハーフキャブなんです。
さらにVANSでは、よりスケーティング時の使用を想定した「プロモデル」が展開されています。
ERAやOLDSKOOLなど定番モデルのラインナップにプロモデルが存在する中、ハーフキャブでももちろん展開。
特徴はVANS独自のクッション素材「ULTRACUSH」を使用したカップインソールと、磨り減りに強い素材を使ったつま先部分です。
「カップインソール」
…取り外しができ、厚みとクッション性を持たせた中敷きのこと。
履き心地を良くするために使われることが多い。
スケーティングに使用するのはもちろん普段履きにも使える、カッコよくて丈夫で履きやすいスニーカーなんです。
VANS・ハーフキャブのサイズ選びは1サイズダウンが目安
ハーフキャブのサイズを選ぶ際には、少し注意が必要になります。
VANSの他のモデルに比べて、作りが若干大きいからです。
僕の足の実寸は26.5cmです。
VANSの他のモデル、海外企画のERAやOLDSKOOLは基本的にUS9H(27.5cm)を履いてピッタリというサイズ感。
ところが、ハーフキャブを試着した時はUS9Hでは大きく、US9(27cm)でしっくりくるサイズです。
クッション素材が厚めに入っているにも関わらず、少し大きめのサイズ感になっています。
ハーフキャブのサイズを選ぶ際は、1サイズ小さめを目安に選ぶとよいでしょう。
上記のサイズ感はあくまで目安です。
甲の高さや足幅はかなり個人差があるので、試着が出来るなら必ず試し履きをしてください。
VANS・ハーフキャブはUSA企画のみ、定番カラーは必ず抑えるべし
日本ではVANSの販売権を「ABC-MART」が持っていて、国内ではほとんどのモデルで「日本企画」と「USA企画」の2種類が流通しています。
その中でもハーフキャブは「USA企画」のみが流通している珍しいモデルになります。
拘りの強い方の中には、「これしか履かない」という人もいるぐらい人気の高いUSA企画。
ただ、このUSA企画の商品がくせ者で、1度入荷すると数か月再入荷がないことも多いんです。
定番として展開されているハーフキャブでさえ、サイズが揃わないこともしばしば。
マイサイズの在庫があるなら購入しておくことをおすすめします。
また、VANSの他モデルと同様、ハーフキャブにもシーズンカラーや限定モデルが存在しますが、やはり人気が高くすぐに売り切れることも。
そんな時でも「定番カラー」を抑えておけば、どんな服装でも合わせやすくスケボーで履きつぶしても買い直しができるのでおすすめです。
定番カラーとして「BLK/WHT」、「NAVY」、「BLK/BLK」の3色が展開されています。
タイミングによってサイズ欠けしていることもありますが、この3色なら比較的手に入れやすいですね。
という方は、海外から仕入れている並行輸入ショップも多くあるので、根気よく探してみて下さい。
「VANSハーフキャブ・30周年を迎えた人気スケートシューズの特徴をご紹介」のまとめ
VANSの定番モデルの中でも、特別な背景を持ったモデルの紹介でした。
VANSといえばSLIPONやOLDSKOOLの人気に目が行きがちですが、このハーフキャブにもぜひ注目してもらいたいです。
ディッキーズやグラミッチのパンツと、このハーフキャブを合わせた格好なんかは鉄板でそれだけでもお洒落さんになれますね。
紹介したように、定番でありながら手に入れづらいスニーカーなので、気になる方はこまめにショップをチェックしてみてください。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。
それでは、パーネンでした。(@hiro_pa911)