ダサくないダッフルコートってどこのを選べばいいんだろう?メンズでダッフルコートを探すのにおすすめのブランドってあるかな?
こんなお悩みの方に向けて、メンズダッフルコートのおすすめ定番ブランドを紹介していきます。
結論からいえば、ダッフルコートを探すときには本場イギリス製の3ブランドから選べばまちがいなしです。
- グローバーオール
- インバーティア
- モンゴメリー
上の3ブランドはダッフルコートブランドとしての歴史もあり、他のブランドにはない高級感もあります。
一着持っておけば10年以上はつかえる、本物のダッフルコートブランドです。
このページではこの3ブランドのダッフルコートについて詳しく紹介していきます。
さらに、ダッフルコートの歴史や特徴、ダサくならないコーデのポイントなども紹介します。
正直、値段は張るけど、何年も冬コーデの主役になってくれる間違いないブランドたちだね。
【ダッフルコートとは?】ダッフルコートの歴史と特徴
冬の定番アウターとして根強い人気があるダッフルコート。
特に今年はトレンドアイテムとして探されている方も多いのでは。
そこで改めて、ダッフルコートの歴史や特徴についておさらいしてみましょう。
軍服から世に広まったダッフルコート
ピーコート、チノパン、サーマルTシャツ…
メンズの定番アイテムはミリタリーファッションから始まったモノが数多くあります。
ダッフルコートもそんなミリタリー出身の1つ。
起源は北欧の漁師の仕事着であるが、第二次世界大戦時にイギリス海軍で防寒着として広く使用され、その余剰在庫品が大戦後に市場に出回ったことで一般化した。
引用元:Wikipedia
軍隊の各種制服の上からオーバーコートとして着るため、非常にゆったりとしたサイズになっていることが特徴。
こんなエピソードも僕らのような服好きには堪らないウンチクです。
トグルとループで留める
ダッフルコートといえばやはりトグルとそれを留めるループが1番の特徴です。
イギリス海軍が寒い地域で、手袋をはめたままでも開け閉めができるように、という理由から採用されたディティール。
- 木製トグル×麻紐
- 水牛の角トグル×レザーループ
もともとは木でできたトグルと麻紐の組み合わせが原点で、少し粗野な印象。
水牛の角でできたトグルとレザーループの組み合わせは、より上品な印象になります。
印象が大きく変わるので、好みが分かれる部分でもあるね。
前身頃は左右どちらからでも留められる
トグルとループで留めるため、前身頃は左右どちらからでも留められるようになっています。
海の上ではあらゆる方向から風が吹くので、風の向きによって変えられるように考えられたディティール。
ふだん街中で着る分にはそこまでこだわる必要はありませんが、風が強い日には気にしてみてもいいかもしれません。
大きなフードは帽子の上からでもかぶれて雨風防止に役立つ
ダッフルコートといえば大きなフードも特徴です。
ダッフルコートが子どもっぽい印象なのはこのフードが大きな要因かもしれません。
しかし、海軍の制帽の上からでもかぶれる大きなフードは、雨風を防ぎ、防寒にも役立つ大事なディティール。
街中で利用する機会は少ないですが、一目見てそれとわかるフード部分は、やはりダッフルコートに欠かせません。
他にもミリタリー出自らしい機能的なディティールがたくさん
イギリス海軍から始まったダッフルコートらしいディティールは他にもいくつかあります。
- 寒さを防ぐためのロング丈
- 手袋をはめたままでも出し入れしやすい大きなアウトポケット
- 風の侵入を防ぐためのチンストラップ
ブランドやモデルによっても様々ですが、どれも実用性を考えてつけられたものです。
ミリタリー出身のファッションアイテムとして定番のミリタリーパンツも詳しく紹介しています。
【ダッフルコート・おすすめメンズブランド】本場イギリス製で大人な1枚を選ぶならこの3ブランドから
ここからはダッフルコートのおすすめメンズブランドを厳選紹介していきます。
最初にも紹介しましたが、やはりおすすめはこの3ブランド!
- グローバーオール
- インバーティア
- モンゴメリー
1つずつ見ていきましょう。
グローバーオール
ダッフルコートの元祖といえるブランドがグローバーオール。
第二次大戦後にイギリス防衛省からダッフルコートを譲り受け、その後、改良を加えながら民間に広めたのがこのグローバーオールです。
今もイギリス国内の自社工場で一線級のコートをつくり続ける、ダッフルコートの代表的ブランド。
MONTY/モンティ
そのグローバーオールを代表するモデルがモンティ。
「THE・ダッフルコート」と呼べる、少し野暮ったい雰囲気の1枚です。
- 木製トグル&麻紐ループ
- 粗めの圧縮ウールの1枚生地
多くのセレクトショップで取り扱いがあり、比較的手に入れやすいモデルです。
KINGSTON/キングストン
こちらはグローバーオールの中でも最高級ラインに位置しています。
- ウール100%のヘリンボーン生地
- 高級感ある水牛トグル&レザーループ
固い生地感のモンティとは対照的に、やわらかく軽いヘリンボーン生地のキングストンは、大人が着るにふさわしい1枚。
使用する生地はイタリア・バロンブロッサ社の高品質なウールヘリンボーン生地。
正直、値段は張りますが、いつかは試してみてほしい一生モノといえるダッフルコートです。
僕も古着で手に入れて、かなり気に入って着ています。
インバーティア
今もっとも勢いのあるダッフルコートといえば、こちらのインバーティア。
こだわりの生地を使用し、着心地と高級感でいえば唯一無二の存在です。
ジョシュアエリス社のヘリンボーン生地を採用したモデルがセレクトショップで数多く見られ、グローバーオール・キングストンと並んで、いつかは手にしたいコートといえるでしょう。
モンゴメリー
世界最古のダッフルコートブランドであるモンゴメリーもおすすめの1つ。
100年以上前からイギリス生産を続けているIDEAL CLOTHING社をチベット社が吸収、その後、モンゴメリー社に社名変更し現在に至ります。
前述の2ブランド同様、圧縮メルトン生地とイギリスを代表するマラリウス社のヘリンボーン生地を使用したタイプがあります。
チベット社という名前で覚えている方も多いのでは。
【ダッフルコートってダサい?】どうしてダッフルコートを着るとダサくなってしまうのか
さて、「ダッフルコート」と調べようとすると、「ダサい」というキーワードが並んで出てくることがあります。
なぜか日本では「ダッフルコート=ダサい」というのが多く見られる意見のようです。
やっぱりダッフルコートってダサいイメージ?
学生が着るというイメージが強く、子供っぽく見られる
日本では中学・高校と制服登校が一般的です。
制服の上からでも着れて防寒性にも優れたダッフルコートは「学生の冬服」というイメージがいつの頃からか強くなりました。
ダッフルコート=学生が着る
こんなことから、ダッフルコートは子どもっぽく見られることが多く、おしゃれアイテムとしてのイメージが薄れていたように感じます。
ロング丈、オーバーサイズは下手すると野暮ったい
ロング丈のアウター人気がすっかり定着しましたが、カッコよく見せるのは、ある程度シルエットやサイズ感が考えられていればの話。
オーバーコートとして基本的に大きくつくられているダッフルコートは、1つ間違えればダサいアイテムの筆頭候補です。
パンツや靴とのバランスも考えないと、ダサく見えがちなのは否めません。
今のダッフルコート人気は、ここ数年のオーバーサイズブームの賜物といえるでしょう。
生地のクオリティーが低いコートはダサく見えやすい【私見】
ダッフルコートに限らず、ウール系アイテムは値段と見ためが比例するものです。
値段の安いコート生地はポリエステルなどの化繊素材が多く入っていたり、生地の分量が削られていて安っぽく見えがち。
化繊が絶対ダメとはいえないけど、グローバーオールの100%ウールヘリンボーン生地なんかを見ると、良いモノは良い!と感じるね。
生地のクオリティーが低いと毛玉ができやすかったり、変なシワがついたりと、やはり良いことはないですね。
【まとめ】ダッフルコートはイギリス御三家ブランドがおすすめ
先ほど紹介した「グローバーオール、インバーティア、モンゴメリー」は、どこも生地からしっかりと選定してダッフルコートを作り上げています。
決して安くないアイテムですが、これらのブランドのダッフルコートならば奇をてらわずにおしゃれを楽しめるはず。
安物買いの銭失い
とならないように、できる範囲の中で良いモノを選んでもらいたいものです。
最後まで読んでいただき誠にありがとうございました。
それでは、パーネン(@hiro_pa911)でした。
パーネンです