スウェットが欲しいんだけど、リバースウィーブが気になるんだよねー。やっぱりスウェットといえばチャンピオンかなー。色々と種類もあるみたいなんだけどどう違うのかな?
こんなお悩みの方に向けて、チャンピオンの現行リバースウィーブ(通称:赤タグ)について徹底紹介していきます。
スウェットを探すうえで、CHAMPION/チャンピオンはどうしても外せない本命ブランド。
そのチャンピオンの中でも圧倒的に人気なのが”リバースウィーブ”です。
古着界隈でのリバースウィーブ人気の高まりから現行品の赤タグ・リバースウィーブにも注目が集まっています。
アメリカ製アイテムに目がない僕にとって、チャンピオンの赤タグは以前から何枚も愛用している本命スウェットです。
そんな人気スウェットアイテムの魅力を惜しみなく伝えていきます。
赤タグが2万円弱とスウェットとしてはそれなりに高価だけど、何年も着られる定番アイテムなので持っておいて損はなし!また、約1万円で買える青タグにも注目です。
チャンピオンの他にも、アメリカ製スウェットブランドを集めて紹介したページも参考にしてみてください。
チャンピオンのリバースウィーブとは?王道ディティールを使用したスウェットアイテム
そもそもリバースウィーブってよく聞くけど、結局何なの?
答えをいうと、リバースウィーブとは縦方向に縮みやすいスウェット生地の縦縮みを防ぐために横方向に生地を使用したディティールを指します。
ヴィンテージ古着でも使用されている、生地の縮みを防ぐディティールがそのままアイテム名に
第二次大戦前にスポーツウェアとして人気を博したスウェットシャツですが、縦方向に縮みやすい生地は洗濯をする度に丈が短くなってしまうという欠点がありました。
そこで1934年にチャンピオンが開発したのが「リバースウィーブ」という製法です。
本来、縦方向に使用されるスウェット生地の身頃部分だけを横方向にすることで、縦の縮みを解消しました。
その後、多くのスウェットメーカーでもこの製法が採用され、スウェットシャツの王道ディティールとなります。
一般的なスウェットアイテムと区別する意味で、リバースウィーブ製法でつくられたスウェットアイテムはそのまま「リバースウィーブ」と呼ばれるようになりました。
生地をよく見ると、生地の織られた方向が横向きになっているのがわかるかな?
リバースウィーブの最大の特徴は縮みに強いスウェットアイテムということ。
こだわりのあるブランドで使用されている
古着市場で高騰しているリバースウィーブですが、もちろんヴィンテージ古着以外でも見かけることがあります。
現行品でもチャンピオンの”青タグ”、”赤タグ”と呼ばれる少しお高めのラインでリバースウィーブ製法を採用。
海外有名ブランドや国内セレクトショップがCHAMPIONリバースウィーブをボディに使用したスウェットアイテムを発表しています。
世界的に有名なメトロポリタン美術館やロサンゼルスカウンティ美術館などでは、リバースウィーブを使用したオリジナルスウェットが買えるようになっていて、こだわりのある各方面からCHAMPIONリバースウィーブは支持されています。
【レビュー】チャンピオン・復刻リバースウィーブスウェットパーカー(赤タグ)のサイズ感や生地感
ここからは実際に復刻版である現行品のチャンピオン・リバースウィーブスウェットパーカーをレビューしていきます。
チャンピオン・現行リバースウィーブ(赤タグ)の特徴
- 赤タグはアメリカ製リバースウィーブ
- アメリカ製ながらサイズ感は若干小さめ
- さすがリバースウィーブといえる生地感
- スウェットの王道ディティールが満載
- 採用されるジップにもこだわりが
スウェットアイテムとしてはそれなりに高額ですが、こだわりの1枚で何年も活躍してくれる安心できる相棒です。
【MADE IN USA】赤タグがアメリカ製の証
何よりうれしいのがタグに刻まれる「MADE IN USA 」の文字。
年々希少になっているアメリカ製スウェットアイテムが定番として買えるのは、アメカジ愛好家にはたまらないですね。
ちなみに、チャンピオンの現行リバースウィーブには”青単タグ”、”赤単タグ”がありますが、大きくは製造国で分かれています。
- 赤タグ…アメリカ製
- 青タグ…主にホンジュラス製、中国製など
チャンピオンの代名詞”アメリカ製ヘビーウェイトTシャツ”についてもレビューしているので参考にしてみてください。
【サイズ感とシルエット】若干小さいサイズ感で昔ながらのシルエット
169㎝・65㎏の僕がMサイズを着てみてこんな感じでぴったりなサイズ感です。
- ユニクロなど国内ブランドはMサイズ
- アメリカ製アイテムはSサイズが多い
オーバーサイズが主流の昨今では普段どおりのサイズだと少し小さく感じるかもしれませんね。
アメリカ製というには小さめで、ゆったり着るなら普段選ぶサイズより1サイズアップがいいかもしれません。
約2年着てきて、洗濯で縮んでサイズ感が変わったという感覚はありません。
腕が短めの僕ですが、これぐらいの袖のあまり具合。
袖リブがかなりしっかりしているのでダブつく感じはありません。
着丈は袖に対して若干短めな印象です。
身頃はズドンとした昔ながらのボックスシルエット。
人によってはお腹周りがきついと、ずり上がって短く感じるでしょうか。
僕はこれ以上太ったらMサイズだとキツイかも…
ちなみにジップアップパーカも同じMサイズで着てみるとこんなサイズ感です。
ジップアップパーカは羽織として着ることも考えると、サイズアップしてもいいぐらいかもしれませんね。
【生地感】綿90%・ポリエステル10%の混紡素材でザラ・ガチな生地
生地は綿90%・ポリエステル10%の混紡素材になっています。
綿のがっしりとした良さがありながらも縮みを防ぐ生地です。
ザラッとした表面でガッチリ厚みのある生地はさすがリバースウィーブといったところ。
ただ、ポリエステルが入っている以上、どうしても毛玉はできやすくなってしまいます。
約2年間着てきたこのスウェットも首回りに若干、毛玉ができてきました。
正直、それほど気になるレベルの毛玉でもないですが、今後どうなってくるか少し心配。
綿50%・ポリ50%のスウェットなんかよりははるかにマシなレベルですけどね。
生地の裏は、これまたリバースウィーブならではといえる裏起毛となっています。
洗濯するほどに生地の目が詰まってくるので、スウェットアイテムといえど防寒面でも安心。
【フード】厚みのある生地でフードはしっかり立ち上がる
しっかりと厚みのある生地なので、フードも立ち上がって立体感があります。
厚みのあるフード部分は洗濯しても乾きにくいというデメリットも…
生地がしっかりしすぎて脱ぎ着がしにくいのもリバースウィーブあるあるといえます。
【ディティール】リブやリバースウィーブの仕様はヴィンテージの王道を踏襲
生地以外にもスウェットシャツの王道といえるディティールを採用しています。
脇下にはリブを縦に配して、生地の横縮みを防ぎながら伸縮性も加わることに。
屈強なスウェット生地の弱点をカバーするディティールといえます。
リブや袖付けにはフラットシーマと呼ばれる縫製技術が施されています。
厚みのあるリブや生地が重ならないようにフラットに縫い付ける製法で、着用したときも快適に着ることができる、チャンピオンが生み出したスウェット生地の縫製方法です。
【ジップはIDEAL社製】服好きも納得の細かな仕様
現行ジップアップリバースウィーブに使用されているジップはアメリカ・IDEAL社製。
世界シェア1位のYKKを採用するアパレルメーカーが多い中、こんな細かい部分までアメリカの息がかかっているのはアメカジ好きも文句なしのこだわり方。
TALONでもなくWALDESでもなくIDEALというのが何ともいえずうれしいポイント。
普通だけどこだわりが詰まった王道スウェット
見た目は正直、何の変哲もない普通のスウェットアイテムですが、チャンピオンのこだわりがつまった現行リバースウィーブ。
赤タグリバースウィーブには服好きを魅了するディティールが満載です。
普通に買えば1万円を超えるお高めなスウェットアイテムですが、何年も活躍してくれることを考慮すれば決して高すぎることはない名作といえるでしょう。
チャンピオンと並ぶ名作スウェットブランド「CAMBER」も参考にしてみてください。
【チャンピオン・リバースウィーブスウェットの種類】定番のクルーネックからプリント、青タグまで
チャンピオン・リバースウィーブの現行品の種類は大きく分けて3種類。
チャンピオン・現行リバースウィーブの種類
- クルーネック
- プルオーバーパーカ
- ジップアップパーカ
王道3アイテムにそれぞれプリント物が加わります。
クルーネック
スウェットといえば王道のクルーネックは外せません。
世にスウェットブランドは数多くありますが、チャンピオン・リバースウィーブのクルーネックスウェットは首回りが比較的しっかりとした作りになっています。
リブもしっかりしているので、ヨレヨレになりにくく長く着ることができます。
プルオーバーパーカ
僕も着倒しているプルオーバーパーカは冬場にインナー使いするのに最適。
がっちり厚みのあるフード部分が首元にボリュームを与えてくれます。
もちろん1枚で着ても活躍してくれるので、パーカ好きなら持っておいて損はないですね。
ジップアップパーカ
ジップアップタイプのパーカは軽く羽織ってライトアウター代わりとしても使えます。
裏起毛された生地のおかげで防寒面でもばっちり頼れる存在です。
プリントスウェット
チャンピオンのスウェットといえば、楽しみなのがプリントの豊富さ。
もちろん、現行リバースウィーブでも様々なプリントがあり、アメカジ色が強めなコーデで活躍してくれます。
カレッジやミリタリー由来のプリント物が多く、ヴィンテージで人気のプリントを復刻しているものも数多くあります。
アメリカ製じゃないリバースウィーブ(青タグ)もある
赤タグのMADE IN USAリバースウィーブを紹介しましたが、青タグのリバースウィーブも現行品で手に入ります。
青タグは主にホンジュラス製になりますが、リバースウィーブを名乗るだけに製品としての品質はハイレベル。
1万円以下とお手頃価格なので、リバースウィーブの新品を手に入れたい方は青タグを検討してみるのもいいでしょう。
古着で探せばリバースウィーブの種類は様々
現行リバースウィーブは過去のヴィンテージを参考にしています。
オリジナルのリバースウィーブは年々高価になっていますが、まだ探せば見つかるレベルです。
年代によってタグの種類も変わるので、マニアからの支持が高いのもヴィンテージリバースウィーブの特徴といえます。
タグやディティールを見るだけで年代を当てる人もいるぐらい、チャンピオンのヴィンテージスウェットは人気だね。
このように、リバースウィーブといっても現行品から古着まで、様々な種類が存在します。
金額や好み、手に入れやすさによって自分に最適なリバースウィーブを探してみるといいでしょう。
チャンピオン・リバースウィーブを使ったコーデ例
チャンピオン・リバースウィーブは何といってもカジュアルコーデと相性ばつぐんです。
- アメカジコーデ
- 上下セットアップ
王道のアメカジに合わせるのはもちろん、セットアップで着るのもトレンド感があっておすすめ。
【アメカジの王道コーデ】デニム、ミリタリー、スポーツアイテムと相性よし
リバースウィーブといえばなによりアメカジコーデに合わせるのが王道といえます。
上の画像のようにデニムアイテムとの相性は言わずもがな、ミリタリーアイテムと合わせてみるのもいいでしょう。
スウェットと相性ばつぐんなアメカジブランドも参考にしてみてください。
上下セットアップで着用するのも旬
ここ数年のトレンドとしてスウェットアイテムをセットアップで着るのも定着してきました。
チャンピオンの現行リバースウィーブもセットアップで手に入れることができるのでおすすめです。
アウターや革靴の合わせ方では意外と上品に見せることもできるので、チャレンジしてみる価値ありですね。
【まとめ】スウェットにこだわるならやっぱりチャンピオン・リバースウィーブを選びたい
リバースウィーブとひと口に言っても現行品から古着まで、それぞれで種類も多く存在します。
現行品を中心に、チャンピオン・リバースウィーブについて詳しく紹介してきました。
チャンピオン・リバースウィーブのまとめ
- リバースウィーブとは元々ディティールの名称
- こだわりの強いブランドで採用されている
- ヴィンテージ古着では価格高騰している
- 本家チャンピオンでは現行品で手に入れられる
スウェットアイテムを探している方は手に入れやすさから考えても、ここで紹介したチャンピオンの現行リバースウィーブを手にしてみるのもいいかもしれませんね。
最後まで読んでいただき誠にありがとうございました。
それでは、パーネン(@hiro_pa911)でした。
パーネンです