革靴好きな方なら1度は名前を聞いたことがある「Paraboot CHAMBORD(パラブーツ シャンボード)」。
高級感のあるデザインと丈夫なソール、他のブランドとは一線を画すシルエットから、世界中で人気の高い一足です。
世間的にも(?)、僕の中でも1,2を争うお気に入りのParaboot CHAMBORD(パラブーツ シャンボード)。
靴を中心に紹介しているこのブログのアイコン画像にも使用してるぐらいお気に入りです。
この記事では個人的なお気に入りポイントやコーデ、サイズ選びのコツやお手入れ方法、履き心地について紹介していきます。
- パラブーツを買いたいけど、実際どうなの?という方
- シャンボードってモカ割れがあるって聞いたけど?という方
- シャンボードのお手入れ方法やサイズ感は?という方
パラブーツ・シャンボードの魅力はそのシルエット
つま先の丸い、ボリュームのあるポッテリしたフォルム
どうしても日本国内では革靴というと「シュッ」とした細身のシルエットが好まれる事が多いです。
パラブーツ・シャンボードは、ビジネスでもカジュアルでも全く違和感のない、丁度良いボリューム感で履く場面を選びません。
ボリューム感とつま先の丸みが特徴でいわゆる「野暮ったい」印象ですが、履いてみると適度なボリュームが足元に生まれ、コーデ全体のバランスを絶妙に整えてくれます。
靴の種類は、どんな場面でも履けるベーシックなUチップ。
世界中で愛されてるベーシックかつ品のある足元を演出してくれる1足ですね。
パラブーツの魅力、雨にも強いリスレザーとノルヴェイジャン製法
雨に強いパラブーツ独自のリスレザー、丈夫な製法であるノルヴェイジャン製法もブランドの特徴
アッパーの革にはパラブーツ独自の「リスレザー」という油分を多く含んだ革を使用。
革の質感と、手入れをくり返すことによって出てくる革自体のツヤやシワのエイジングが最高の革になってます。
加えてライナーの革の質もばつぐんで、履き込むことにより絶妙な光沢と色の変化を醸し出してくれます。
表革にたっぷりと含まれた油分と、登山靴にも採用されている製法(ノルヴェイジャン製法)。
雨の日に履いてもまったく雨が染みてこないので、どんな場面でも履けるオールマイティーさが最高です。
革靴好きな方を悩ませるのが雨。
雨の日に長靴代わりとしてシャンボードを履く人もいるぐらいで、雨に強い革靴として使えるのも魅力の1つですね。
頑丈で擦り減らない自社開発のラバーソール
もちろんソール交換にも対応できる
パラブーツは世界で唯一、靴底を自社生産しているブランドとしても有名
他のサイトやブログで記述しているので詳細は省きますが、とにかく丈夫なラバーソール。
独自の配合で作られている自社開発のラバーソールは他のブランドにはない特徴です。
僕自身も5年以上履き続けてますが、全くといっていいほどすり減っていません。
このまま一生履き続けてもソールの張替えする事はないのではないかというレベル。
もちろん、直営店や提携修理業者でソールの張替えもできるので、万が一のことがあっても安心です。
ソール交換については、パラブーツの公式ホームページで詳しく説明しています。
パラブーツ・シャンボードは定番モデルらしくカラー展開が豊富
中でもフランスらしい絶妙なネイビーカラー「NUIT」がおすすめ
僕はNuitというネイビーカラーを購入したのですが、手入れをする度に色濃くなっていき今や明るい所でも黒か?紺か?といった具合になっています。
好みによるでしょうが、僕はこの濃くなったネイビーがとても気に入っています。
こんな色だしができるのはさすがおしゃれの国・フランスですね。
この他に定番である色は黒、茶色、こげ茶色、素材違いでコードバンやヌバック、更にはショップの別注でシボ革もあったりで、自分好みのカラーや素材を探すのも楽しみですね。
全国の有力セレクトショップで「トランクショー」と称して、珍しいモデルも並ぶ販売会が1年に数回あるので、タイミングが合えば参加してみるのもおすすめです。
お手入れは革靴の基本的な方法で十分
シャンボードのモカ割れもエイジングの魅力
シャンボードはリスレザーを使用しているので、お手入れも難しく考える必要はありません。
革靴の基本的なお手入れ方法で十分です。
- ブラッシングでホコリを落とす
- クリーナーで古いクリームを取る
- 新しいクリームを塗りこむ
- ブラッシングで余分なクリームを取り除く
- 仕上げ磨きをする
これだけで十分なツヤが生まれて靴が長持ちします。
パラブーツ純正のクリームも出ているので育てたい色味のクリームをチョイスすると良いですよ。
僕の持っているネイビーなら、黒を入れて深みを出すの、青を足して明るくグラデーションを出すのも楽しいでしょうね。
シャンボードはモカシン部分のモカ割れがよく話題になりますが、僕の1足もやはりモカ割れしてきました。
割れてきた直後は「6万円も払ったのに…」とさすがにショックでしたが、時間が経つにつれて割れた部分のエイジングも含め、今ではとても気に入っています。
割れてきたとは言っても、雨が染みてくるようなことはないのでご安心を。
パラブーツ・シャンボードの履き心地は?
適度な重みがあるおかげで快適に履ける
自社で製造する靴底は非常に丈夫でそれだけでも特筆ものですが、その重みも良く考えているなあと感じます。
手でシャンボードを持つと「あれ?重いな」という感覚があります。
実際に履いてみるとその重みのおかげで歩く時の一歩がスッと出る、
この感覚は他の靴とはちょっと違う感覚。
軽い靴ももちろん良いのですが、足の疲労を考えると、長時間歩く際は適度な重みのある靴の方が良いです。
重さまで考えられているあたりも、さすが歴史のあるメーカーだなと感心させられますね。
もちろん、自社開発のラバーソールは耐久性に加えてクッション性もいいです。
これだけ見ために高級感のある革靴なのに、長く履いても疲れにくくなっていますよ。
パラブーツ・シャンボードはどんなコーデにも使える万能靴
オフィススタイルはもちろん、カジュアルシーンにも使える万能なシャンボード
シャンボードを仕事で履く場合、ジャケットスタイル、スラックスに合わせても全く違和感がないです。
もちろん普段着に合わせても、ジーンズ、チノパン、軍パンにショーツ、
とにかくどんなコーデにも取り入れやすい万能な一足です。
僕のお気に入りは春の暖かくなってきた時期や、秋の少し涼しくなってきた時期。
「長袖のデニム系シャツ」、「きれい目ショーツ」に「シャンボード」を履いて季節の先取り感とカジュアルときれい目のバランスを楽しんでます。
パラブーツ・シャンボードのサイズ選びは足幅とカカトをしっかり合わせる
くるぶしが当たるならインソールを使用してみても
革靴のサイズはかかとをしっかりと合わせるのが基本
ここまで見ると、シャンボードが万能な革靴ということは理解いただけると思います。
ただ、購入する場合にはサイズ選びをしっかりと吟味した方が良いでしょう。
ヒールが丈夫すぎるのでカカト部分の高さが合わないと靴擦れしやすく大変です。
また頑丈さ故に、足になじむまでに時間がかかります。
(足なじみに時間を要する事で有名なTricker’sやJ.M.ウェストンほどではないでしょうが…)
それなりの値段なのでサイズ選びで失敗したくないはずです。
「足幅ぴったりめ・カカトは気持ちきつめ」が履いていくうちにちょうど良くなじんでくる目安ですね。
足幅は履いているうちに革がなじみ広がってくるので、痛くない程度の「ぴったり」を目安にすると良いでしょう。
また、くるぶしの高さが合わなかったり、甲部分に余裕がある場合は、レザーインソールで調整するといいでしょう。
ある程度厚みのあるインソールを入れれば、クッション性も良くなり一石二鳥です。
このレザーインソールは、中に入れるとロゴも見えなくなり、革製なので足なじみも良くておすすめですよ。
【「パラブーツ/シャンボード」履き心地、サイズ選びやお手入れ方法のコツ教えます】のまとめ
ここまで僕個人の好みを書き連ねてきましたが、とにかくとにかく大好きな一足です。
5年先、10年先も変わらず我が家のシューズクローゼットの1軍ローテーションに常にいるであろうシャンボード。
わが子のように大事に、大事に育てていきたいと思います。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。
それでは、パーネン(@hiro_pa911)でした。