今回はアメリカの老舗アウトドアブランド「 FILSON (フィルソン)」を紹介していきます。
男臭い雰囲気の、クラシカルなウェアやバッグなど数々の名作を作り続けていて、世界中にファンを抱えている知る人ぞ知るブランドなんです。
その中でも人気の高い定番アイテムとその特徴を紹介していきます。
僕自身もかなり好きなブランドなので、このブランドの魅力がひとりでも多くの方に伝わればうれしいです。
- フィルソンのウェアやバッグを探している方
- フィルソンの人気アイテムを知りたい方
- フィルソンの歴史や名作を知りたい方
フィルソンとは?
老舗ブランドの歴史とアメリカ製を貫く拘り
FILSON (フィルソン)は、1897年にアメリカの西海岸シアトルにて創業しました。
当時はアメリカの歴史を語るうえで外せない、ゴールドラッシュ真っ只中。
一攫千金を夢見た冒険家や実業家に向けて「丈夫な素材、高い強度」にこだわった高い機能のウェアやバッグの生産・供給を開始したのがブランドの始まりです。
ゴールドラッシュ
…新しく金が発見された地へ、金脈を探しに採掘者が殺到したこと。
1800年代にアメリカ各地で発生し、過酷な状況の中で一攫千金を夢見た人が数多く集まった。
金が取りつくされゴールドラッシュが終焉すると、フィルソンは伐木作業者向けに、過酷な状況でも使用できる製品の開発・供給を続けます。
品質の高さからいつしかフィルソンは「 GOLD STANDARD (過酷な金採掘作業に耐えられた装備の意味)」として、労働者のほかにも幅広く人気を集めるブランドとなりました。
創業当時から効率が求められる現代に至るまで、「MADE IN U.S.A.」が頑なに守られており、品質へのこだわりは幅広い業界の人に受け入れられて、現在ではアウトドア愛好家からビジネスマンまで多くの人に愛用されています。
世界中のセレブも虜にするフィルソンの醍醐味「素材と経年変化」
過酷な状況で使用されていたウェアとバッグには質の高い素材が使われています。
フィルソンのウェアに使用される代表素材「マッキーノウール」
後ほど紹介するウール製ウェアに主に使われるのが「マッキーノウール」。
フィルソンが100年以上こだわり続けてきた最上の天然素材で、オレゴン州でとれる弾力に優れた原毛の中から上質のものだけを使用した100%ウールの生地。
品質、耐久性、保温効果そのすべてにおいて最上級の素材、それが「マッキーノウール」です。
フィルソンのバッグに使用される代表的素材「ティンクロス」と「ラギッドツイル」
バッグに使われる素材にもこだわりが詰まっています。
代表的なのが「ティンクロス」と「ラギッドツイル」。
ティンクロスは太めの糸で目の詰まったコットンダック地100%を元に作られています。
撥水効果と保護性を高めるパラフィンワックスを染み込ませた「オイルフィニッシュティンクロス」と、撥水加工・防汚加工は施されたもののワックス処理されていない「ドライフィニッシュティンクロス」に分類されます。
また、多くのバッグに使われているのが「ラギッドツイル」。
22オンスとかなり厚手なコットン100%の丈夫なツイル生地になります。
ツイル生地
…綾織りと呼ばれる織り方で作られる生地。
生地に斜めに線が入るのが特徴で、ジーンズなどでも有名です。
フィルソンのツイル生地はパラフィンワックスでコーティングされていて、撥水効果が高いことでも知られています。
高品質の証「経年変化」
紹介したように上質な素材を使用するフィルソンの製品は、使い続けることで生じる「経年変化」にも定評があります。
マッキーノウールやティンクロス、ラギッドツイルはもちろん、要所に使われるブライドルレザーやブラス(真鍮)までもが独特の”味”のある変化をしてくれるので、手入れをしながら一生モノとして使いつづけることができるんです。
クタっとしたウール、オイルが抜けて柔らかくなったクロス、皺や光沢が増えたレザー…
これらは品質の高い素材を使用した「フィルソン」の特権といえます。
【いつかは持ちたい】フィルソンの名作・定番アイテム
ここからはフィルソンの中でも注目のおすすめの名作・定番モデルの数々を紹介していきます。
洋服好きなら誰もが憧れるアイテムがこれだけ並ぶのもフィルソンの魅力。
僕もフィルソンのアイテムをもっと増やしたい!
マッキーノクルーザージャケット
フィルソンのウェアを代表するのがこの「マッキーノクルーザージャケット」。
森林作業など過酷な状況で使用されていた、正真正銘の作業着。
でありながら、優れたデザイン性と機能性で、数多くのコピー商品がつくられたアイテムでもあります。
前述のマッキーノウールを使用した機能的なアウターとして、今でも多くの支持される1枚です。
特に RED/BLK の「バッファローチェック」柄が有名。
マッキーノウールベスト
僕も愛用している、同じくマッキーノウールを使用したベスト。
上質なウールのあたたかさはもちろん、多くのポケットが配置されていて機能性も考えられているアイテムです。
特に白シャツやデニムとの相性は抜群で、何気ないコーディネートにこのベストを足すだけで、一気におしゃれ感が増します。
ジャケットに比べ、値段もかなりお手頃な点もうれしいポイント。
ダッフルバッグ
フィルソンバッグのラインナップの中で大きめの部類なのが「ダッフルバッグ」。
デザインは落ち着いたカラーのティンクロスとハンドル・ショルダーストラップに使用されたブライドルレザーが特徴。
スモール・ミディアムのサイズやバリエーションが豊富で選ぶ楽しみがあります。
ビジネスでの出張やちょっとした旅行にも使える大きさのものが多いですね。
価格がそれなりにするのが難点です。
トートバッグ
ラギッドツイルを使用したアイテムが多くラインナップされている「トートバッグ」。
シンプルな形に長めのハンドルストラップで、手持ちでも肩がけでも使える利便性が人気の秘密です。
女性でも使いやすいサイズも展開されていて、街でも多く見かけるブランドを代表するバッグですね。
価格も比較的お手頃なところがポイント。
ブリーフケース
デキるビジネスマンに似合うバッグが、この「ブリーフケース」シリーズ。
シリーズの中でもいくつかラインナップされていますが、特に注目したいのが「オリジナルブリーフケース」。
世界中にファンの多いフィルソンのバッグの中で、最も人気・評価の高い定番バッグです。
ラギッドツイルとブライドルレザーのハンドルが使われていて、収納力・耐久性・デザイン性が高く、完成度の高いバッグに仕上げられています。
ブラック・ブラウン・ネイビーを中心に、ビジネス向けのカラーが多いのもこのシリーズの特徴。
リュックサック(バックパック)
カジュアルな印象が強いリュックサック・バックパックも多くのバリエーションが揃えられています。
負荷が強くかかるストラップ部分はブライドルレザーで補強されていて、デザイン性と耐久性の高さを兼ね備えています。
パッと見ではブランドのタグなども見えないシンプルなデザインなので、大人がかっちりとしたスタイルで持っても違和感がないバッグです。
特に定番の「リュックサック」はシリーズの中でも人気が高いバッグ。
バッグを狙うならネイビーカラーが万能
100年以上続くフィルソンのバッグシリーズ。
長年、定番カラーとして TAN(明るいめの茶色)と OTTER GREEN (暗めの緑色)が展開されていました。
もちろん、ブランドを代表するカラーとして高い人気を誇る2色ですが、僕が個人的におすすめしたいのは NAVY (紺色)カラー。
ブランドの中では比較的新しいカラーで、2013年から展開され始めました。
他のカラー同様、ブライドルレザーやブラスとの相性は抜群で、ビジネスに使用する顧客が増えたことで人気を集めているカラーです。
特にブリーフケースとネイビーカラーの組み合わせなら、派手過ぎず地味すぎず、かつ他人と一味違うビジネスバッグとして重宝するはずです。
今は亡きフィルソンの名作ライン「フィルソン・イタリー」
実はあまり多く知られていないんですが、フィルソンにはイタリア生産で展開されていたラインがあるんです。
その名も「フィルソン・イタリー」。
フィルソンの伝統を踏まえつつ、イタリアらしい洒落たデザインと凝った作りでおしゃれな人から密かな支持を集めていました。
2013年に本国アメリカへフィルソンが生産を移した為、残念ながら現在では古着として手に入れるしか入手方法はありません。
ところがこの記事を書くためにリサーチしている途中で、フィルソン・イタリーのデザイナーを務めていたジュリアーノさんが手掛けているブランドを偶然にも見つけました!
その名も「MANIFATTURA CECCARELLI/マニファッツュラ チェッカレッリ」!
舌を噛みそうな、二度とタイピングしたくないブランド名ですが(涙)、展開されるアイテムは何度見ても飽きない、アメリカものにはないおしゃれな雰囲気が漂ったものばかり。
日本国内での取り扱い自体が少ないですが、気になる方はチェックしてみてください。
Amazon では取り扱いがないようです。
「FILSON(フィルソン)・拘りの老舗ブランド、名作ウェア・バッグを厳選紹介」まとめ
フィルソンの名作ウェア・バッグを紹介してきました。
いつかは手にしたい、品質とデザインが備わった大人が持てるブランドとして、ここ数年で注目度も上がってきたブランドでもあります。
一度持てば何年でも、それこそ子どもにも引き継いでいける一生モノと呼べる上質なアイテムばかり。
今回の記事を見て気になった方は、この機会にぜひ検討してみて下さい。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。
それでは、パーネンでした。(@hiro_pa911)
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