シンプルであまり他人が持っていないようなバッグが欲しいんだよなー。ポーター・ユニオンが気になっているんだけど、使用感や使い勝手って実際どうなんだろ?ユニオンの人気モデルなんかも知りたいなー。
こんなお悩みをもつ方に向けて、人気バッグブランド吉田カバンの人気シリーズ「ポーター・ユニオン」について紹介していきます。
日本が誇るバッグメーカー「吉田カバン」の人気レーベル「PORTER(ポーター)」。
ポーターではいくつものシリーズが展開されています。
中でも定番「ユニオン」シリーズを15年以上愛用する僕が、ポーター・ユニオンシリーズの人気モデルを紹介していきます。
シンプルなデザインで、ビジネスリュックとしてスーツに合わせても、普段使いにカジュアルに合わせても使える定番バッグです。
約15年愛用してきて感じる使い勝手やレビュー、修理について紹介していくので最後までお付き合いください。
- ポーター・ユニオンの特徴
- ポーター・ユニオンの人気モデル
- ポーター・ユニオンを15年使用したレビュー
- ポーター・ユニオンの修理について
【ポーター・ユニオンの特徴】ビジネス・マザーズバッグとしても使えるシンプルさがウリ
「ポーター」は日本国内で職人が高い技術を用いてバッグを作り続ける「吉田カバン」の人気レーベルです。
「ポーター」と聞くと「タンカー」が真っ先に思い浮かぶ方も多いはず。
ただ、あまりにも普及しすぎているので、他人とカブるのは避けたいというのが本音じゃないでしょうか。
その点「ユニオンシリーズ」はシンプルな出で立ちで目立ちすぎることもなく、おしゃれを楽しみたい方はきっと重宝するバッグです。
歴史と特徴
「ユニオンシリーズ」の誕生は1995年。
コットンよりも軽くて丈夫な、色落ちしにくいポリエステルキャンバス素材を使用したリュックサックシリーズです。
光沢が少なくマットな質感でシンプルなデザインなので、ビジネスシーンでスーツに合わせても全く違和感のないアイテムに仕上がっています。
この素材は実に耐久性があり、10年以上愛用している僕のバッグも多少の生地のクタりはあるものの、破れなどなくまだまだ現役で使用できる状態です。
もちろん、普段使いにもまったく問題なく、これほど使うシーンを選ばないバッグも珍しいんじゃないでしょうか。
丈夫な素材とシンプルデザイン
ユニオンシリーズ1番の特徴といえるのがアクセントとなるネームタグ。
ワークウェアや工具袋をモチーフにデザインされたフルオープンのフロントポケットにつけられている
さらにリベットが補強としてつけられていて、ワークアイテムな雰囲気も持っています。
シンプルな中にも個性が際立つシリーズで、大小さまざまなサイズがそろっていることもありビジネスリュックとして人気が高いシリーズでもあります。
収納力とシンプルなつくりで女性人気も高い【マザーズバッグとしても】
ユニオンはどのモデルもメインとなる荷室が大きく取られています。
仕切りも少なく大容量なユニオンシリーズは女性からの人気も高く、マザーズバッグとしても活用されるのも多く見かけます。
外側に配置されたポケットからサッと取り出せるのも人気の秘密。
フロントポケットと仕切りのない収納部分が他のシリーズにはない特徴ですね。
【ポーター・ユニオンの種類】リュックを中心とした人気シリーズで人気ショップとのコラボも充実
ユニオンシリーズはリュックタイプのみの展開ですが、大きさや形など用途に合わせて様々なラインナップを用意しています。
どのモデルも価格は¥15,000前後で、高額なバッグが多い吉田カバンの中ではかなりコスパの良いシリーズです。
リュックサック
「リュックサック」の名称で5型を展開。
782-08690
僕も愛用している、リュックサックの中でも大きめサイズのモデルで容量は24Lを確保。
形は長方形でマチは約14cm、ノートパソコンや雑誌なども楽々納まります。
荷室はジップで全面が開け閉めできて、使い勝手も言うことなし。
着替えの量にもよりますが、3泊分ぐらいの荷物なら余裕で入りますね。
マチを調整するストラップも付いているので、荷物が少ない時でもかさばりにくいです。
上部に手持ちできるストラップも付いていて、サッと持ち運びできるところも好ポイント。
容量があって荷物がたくさん入るから仕事、出張、旅行、どんな時でも重宝してます。
782-08691
こちらもリュックサックの中で大きめな部類で、その容量は25L。
先ほどの「782-08690」が全面をジップで開閉していたのとは対照的に、「782-08691」は荷室へのアクセスは上部からのみ。
しかも「バックル留め」だけのこれまたシンプルな構造。
セキュリティー面で若干の心配はあるものの、荷物の出し入れは断然ラクチンですね。
782-08692
このモデルの1番の特徴は、上部のフラップとサイドに配置された2つのポケット。
容量は15Lとシリーズ最小ながら、使い勝手を考えた秀作です。
小さめなので、レディース向けとしてもおすすめですね。
782-08699/782-08689
リュックサックの中で最も容量の大きい型になります。
「782-08689」で35Lの大容量。
今までのモデルよりもかなり縦長で、上部がオープンタイプのバックル留め、底が丸型になっていて、スポーツバッグのようなシルエットですね。
ガンガン物を詰め込んで使えるバッグです。
レコードバッグ
珍しいDJ用のバッグまで展開しています。
782-08614
ポーターの中でも珍しい、DJ用のレコードバッグです。
名前の通り、レコードを持ち運べるようにクッション材も入っていて、リュック・ショルダー・手持ちと3WAYな使い方ができる特殊なモデルです。
吉田カバンで展開されている他の人気シリーズも参考にしてみてください。
BEAMSとの限定コラボモデルはタグに特徴あり
長年、定番シリーズとして展開されるユニオンは多くのブランドやセレクトショップとコラボモデルを発表してきました。
人気ショップBEAMSとはわざわざ「B印ヨシダ」というレーベルまでつくる力の入れよう。
ユニオンの特徴であるタグのカラーを変えて、コラボらしい独特の見ために変更したモデルたちです。
他の人気ブランド、セレクトショップとのコラボにも注目モデルが多いので要チェックです。
「ポーター・ユニオン」新たにグレーとネイビーが追加されたカラー展開
ユニオンシリーズが始まった当初は「ブラック」と「ブラック/イエロー」の2色展開で、長年ユニオンシリーズといえばこの2カラーが定着していました。
そしてスタートしてから20年経った2016年秋冬シーズンより、待望の新色が登場。
「ネイビー」と「グレー」の2色です。
しかもこの2カラーには、ブラックのネームタグが付けられることに。
「ユニオンシリーズ」の象徴でもあるグリーンのネームタグが変更されたのは衝撃的だったね。
もちろん、これまでの2色の定番カラーも継続して展開されているので、選択肢が広がったのはありがたいですね。
【ポーター・ユニオンの評判と使用感】よくある質問と対策
収納力もバツグン、見ためもシンプルでカッコいい、と万能なユニオンシリーズですが、ネットでのレビューや評判を見ると少し気になるトピックも。
ユニオンのリュックサックを15年以上使いつづけてきた僕の対策も含めて紹介していきます。
ポーター・ユニオンは使いにくい?仕切りがないシンプル設計なので「バッグインバッグ」が便利
ユニオンのリュックサックは本当にシンプルなつくりです。
【メイン収納】
- 仕分けポケット×1(マチなし)
【外側収納】
- オープンポケット×2
- ファスナーつきポケット×1
ガバっと大きく開いて、大きな荷物も出し入れしやすい設計。
メイン室には雑誌や書類が入るぐらいの仕切りポケットがついている程度です。
小物の収納となると外側のポケットに分けて入れるぐらいで、しかもうち2つはオープンなので防犯面からみると少し残念な部分です。
サッと出し入れできるから便利なんだけどね…
そんなわけで、僕は小物収納にはマチ付きのバッグインバッグを活用しています。
【バッグインバッグに収納しているモノ】
- モバイルバッテリー
- PC周りのケーブル
- ワイヤレスマウス
ポーター・ユニオンは多くの荷物が入る反面、小さなモノを整理しづらいデメリットもあります。
小物収納はちょっとした工夫が必要です。
「ポーター・ユニオンはダサい?」ダサい=人気がでた証拠
何度もいいますが、ポーター・ユニオンはこれ以上ないシンプルな外見で人気のシリーズ。
むしろ緑のタグ以外、デザインらしいデザインのない簡素な外見です。
普及して多くの人が持つようになると、一定数「ダサい」という人が現れるのは人気商品の運命といえます。
「ダサい」=「大人気」ぐらいの感じでとらえておくといいでしょう。
【防水性能は?】雨に対する対策は必要
ユニオンシリーズは生地自体に裏側からPVC加工がされていて、本体自体は撥水効果がしっかり効いています。
ただ、上部がオープンタイプのモデルも多く、またオープンポケットが採用されているモデルが大半です。
大雨に見舞われてしまうような場面だとさすがに中まで濡れてくることも。
もし中まで濡れてしまった場合は早めにタオルなどで水分をふき取ってあげて下さい。
PVC加工の生地のせいで、逆に乾きづらくなってしまいカビの恐れがあるからです。
この生地は熱にも弱いので、乾燥機やドライヤーでの乾燥も避けたほうが無難。
早めの対処を心掛けましょう。
僕の持っているバッグも一度びしょ濡れになったことが。乾かすのに時間がかかったよ…
型崩れはどうする?
大きな荷物もラクラク出し入れできるのが魅力のユニオンシリーズですが、中に仕切りがない事で型崩れがおきやすいのも事実です。
特に数年使い込んで生地が柔らかくなってくると、自立するのも難しいほど。
毎日使っているなら問題ないですが、旅行や出張など荷物が多いときに使う場合は、次に使うまで間があいてしまうことも。
そんな場合に僕が実践している方法は「底に2Lペットボトルを置いておく事」。
こうすることでバッグの底がしっかりと保たれ、全体的に型崩れしにくく長持ちしますよ。
【ポーター・ユニオンの修理は?】壊れても修理できるのがメリット
ユニオンシリーズを含め、吉田カバン製品は基本的に全品、修理を受けつけてもらえます。
手間暇かけてつくる吉田カバンなので、職人さんが新品をつくるのと同様に心をこめて修理まで受け持ってくれるのはありがたいですね。
もともとかなり丈夫に作られているバッグですが、長年使用することでどうしても生地や金具に不具合がでてくるもの。
僕のユニオンも生地がかなり擦れてきているから、修理に出すまでは時間の問題かな…
吉田カバンの正規取扱店であれば修理を受けつけてくれます。
- 修理期間はおおよそ3か月
- 修理の内容や部分によって価格はまちまち(新品購入よりは安い)
公式サイトの店舗マップを参考に、近くの店舗に問い合わせしてみてください。
【まとめ】シンプルで長くつかえるユニオンはポーターの中でもおすすめのシリーズ
ユニオンシリーズの商品ラインナップ、使用して感じる注意点を紹介してきました。
シンプルな見ためなので大人でも持ちやすく、ビジネスでも普段使いでも問題がない、ポーターの名シリーズですね。
このページを書いていて、やっぱり良いバッグだなーと思い、他のモデルへの物欲を抑えるのに大変なことになってます。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。
それでは、パーネンでした。(@hiro_pa911)
パーネンです