日本が誇るバッグメーカー「吉田カバン」のレーベルの1つ、PORTER(ポーター)。
数多くのシリーズが展開される中で、絶大な人気を誇るのがタンカーシリーズ。
ミリタリーウェアを彷彿とさせる素材が特徴の定番シリーズですね。
このページではタンカーシリーズのリュックを20年以上使ってきたレビューを紹介。
さらに、タンカーシリーズのおすすめモデルやお手入れ方法についても紹介していきます。
- ポーター・タンカーシリーズについて知りたい方
- 長年使える定番・おすすめバッグが欲しい方
- タンカーシリーズのレビューやお手入れ方法を知りたい方
【ポーター・タンカーってダサい?】吉田カバン・大人気シリーズの特徴【特におっさん人気が高い理由】
日本を代表するバッグメーカー「吉田カバン」は1935年に創業者・吉田吉蔵が「吉田鞄製作所」を設立したことから始まりました。
【ポーター・タンカーの歴史】MA-1をモチーフにしたバッグとして誕生
その吉田カバンが、1962年に初の自社ブランドとして「PORTER(ポーター)」を発表します。
革製のバッグが多く展開される中、1983年にアメリカ空軍のフライトジャケット「MA-1」をモチーフにした「タンカー」シリーズが発表されました。
発売から四半世紀以上がたった今も、ポーターの中でも随一の人気を誇る人気シリーズです。
1983年の発売当初は、「ミリタリーテイストのトラベルシリーズ」というコンセプトだったため、ダッフルバッグやショルダーバッグなど大きめの商品が中心でした。
「MA-1」をモチーフにした生地で、当初はセージグリーン1色のみ、のちにブラック・シルバーグレーが追加で展開されるようになります。
特徴でもある生地の裏地は、オレンジ(レスキューオレンジ)で統一されています。
人気絶頂のころには「入荷数か月待ち」なんてこともザラだったね。
【ポーター・タンカーがダサいといわれる理由】30代、40代ごろの高年齢層で特に人気が高いのがその理由
タンカーシリーズは1980年代はあまり人気がなかったものの、1990年代に入りファッション関係者や芸能人が愛用しはじめると人気が爆発。
「タンカーを持っているだけでおしゃれさん」
というぐらいの絶大な人気を誇りました。
以後、使い勝手の良さや耐久性から、不動の人気を誇るバッグとして認知されるようになりましたね。
持っている方の年齢層が少し高めなのは、大ブームで人気になったからという理由から。
「ポーター・タンカーはダサい」
といわれることが多いのも、あまりにも人気が広がりすぎて街の至るところで見かける、といえるからでしょう。
特に30代、40代、50代のいわゆる「おっさん世代」からの支持は絶大!
【ポーター・タンカーの評価】人気が高い理由は長く使える耐久性の高さと
シリーズ最大の特徴が、「MA-1」をモチーフにして開発されたオリジナルの生地。
ナイロンツイル(表地)・ポリエステル綿(中綿)・ナイロンタフタ(裏地)という3層構造で作られています。
この生地はとても軽く、中綿による柔らかい感触と裏地の鮮やかなオレンジ、擦れや裂けに強い素材という点が特徴。
またミリタリーモチーフだけあり、かなり耐久性も考えられたバッグになっています。
特に力のかかる場所であるストラップ部分は根元にナイロンテープで補強を施すなど、ちょっとそっとの使い方ではびくともしないほど丈夫に作られています。
バッグをタンカーシリーズでそろえる人もいるほど、高い支持を得ているね。
「ポーター・タンカー」リュックサック(L)の使用レビュー【20年以上たってもまだまだ使える寿命の長さが魅力】
僕はタンカーシリーズの人気モデル「リュックサック(L)」を1998年頃に購入しました。
当時、「裏原系」というスタイルから一大ブームを起こしていたモデルで、約2か月の入荷待ちで買ったのを覚えています。
それから約20年、一時期は使う頻度が少なくなったりしたものの、継続的に愛用してきました。
【ポケットやジップの使い心地】日常生活にピッタリなサイズと外側のポケット・サイドジップが快適【女性にも最適なサイズ感】
外側についた2つの大きなポケットが絶妙なサイズ感。
財布や文庫本なんかが簡単に出し入れできるうえに、ジップがあるので防犯面でも安心です。
また、サイドについたジップを開くと直接バッグの中までアクセスできるので大きな荷物の出し入れも楽ちん。
わが家では、ここ数年は奥さまがマザーズバッグとして使用していました。
子どもの着替えやおむつなど比較的大きな荷物を扱うときも重宝しましたね。
バッグの大きさも1日のお出かけに十分なサイズで、1泊程度ならこのリュックサック1個でも事足りる程度です。
上部のフラップはほとんど使わない
逆にほとんど使わないのが上部フラップ側の入り口。
バッグを下ろして両手を使わないと開けないので、全くといっていいほど利用しません。
上部のフラップを開くとすぐに小さなジップポケットがあるのに使いにくいのはもったいない点ですね。
【生地やパーツの経年変化】多少の生地のへたりは魅力。ジップや金具の塗装はげもカッコいい
前述の特徴ある生地は、3層構造になって丈夫なものの芯が入っていないので使ううちにへたって少し型崩れしてきました。
ただ、劣化したというより「使い込まれた」という印象の方が強いです。
同じくジップやストラップの金具部分も、使ううちに擦れて塗装がはがれてきました。
これもブランド側がわざとこのような塗装にして、使い込むうちに使用する人独特の経年変化が出せるよう工夫された仕様になっているということ。
モチーフである「MA-1」同様、ミリタリーアイテムのようなカッコいい経年変化が楽しめますね。
20年近く使ってきましたが、やぶれやほつれもなく、まだまだ現役で使えます。
20年使用した今でも、買った当時と変わらず使えるのはすごいよね。
【ポーター・タンカーの種類】定番・おすすめモデルからブランド限定コラボ・別注モデルなど種類が豊富
タンカーシリーズの中でも人気の高い「リュックサック」について紹介しましたが、他にも多くの人気モデルがラインナップされています。
ここからは定番展開でおすすめのモデルを紹介していきます。
ポーター・タンカー リュックサック(XL)「622-09162」
先ほどのリュックサックよりも一回り大きいタイプ。
フラップ部分に、単体でも使える脱着可能なポーチが付いているのが特徴。
ポケットのマチも大きく、より大容量になっています。
ポーター・タンカー デイパック「622-06674」
こちらは逆に、リュックサックより少し小さめのバックパック。
外側に大きめのポケットがついて、小物もしっかりと収納してくれます。
あまり荷物がおおくない方はこれぐらいのサイズ感がいいかも。
ポーター・タンカー 3ウェイブリーフケース「622-06672」
こちらはビジネスマンに人気の高い3ウェイブリーフケース。
ブリーフケース、ショルダーバッグ、背面からストラップを出してリュックサックとして使えます。
出張や荷物の多いビジネスマンから絶大な人気を得ています。
ポーター・タンカー 2ウェイブリーフケース「622-07136」
こちらはブリーフケースとショルダーバッグの2ウェイ。
荷物の多いビジネスマンはこちらがおすすめ。
価格も3ウェイブリーフケースに比べ、かなり抑えてあります。
ポーター・タンカー ブリーフケース「622-08331」
こちらは手持ちのストラップのみのブリーフケース。
薄めのマチで、資料やちょっとした荷物が収納できます。
僕も一時期PCバッグとして重宝していたモデル。
ポーター・タンカー ウェストバッグ「622-08302」
一世を風靡したウェストバッグ。
リュックサックまでもいらない、という場面で重宝する大きさですね。
ここ最近は、また人気が復活してきたので手に入れてみては。
ポーター・タンカー 別注・限定モデル
ファッション業界からの人気も高いタンカーシリーズ。
紹介してきた定番・おすすめモデル以外にも、数々の別注・限定モデルが登場しました。
特におしゃれブランドとのコラボモデルは人気が高く、発売時には長蛇の列ができることも。
こういった限定モデル・コラボモデルは早めに情報を抑えておいた方がいいでしょう。
【ポーター・タンカーの修理】熟練職人の手作業による修理も可能【値段が高くなる原因にも】
タンカーシリーズ含め、吉田カバン製品全般に言えるのが高い耐久性。
そうはいっても形あるもの、いつかは壊れることもあります。
吉田カバン製品は基本、全品修理が可能
そこで、吉田カバンの製品は(もちろんタンカーも)修理に対応してもらえます。
もともと、吉田カバンの製品は日本国内・熟練の職人さんによって手作業で生産されています。
修理の際にも、職人さんにバッグが送られて、手作業で直しているんです。
バッグの状態や修理箇所の程度によって、かかる期間や料金は変わります。
詳しくは吉田カバンのホームページを参考にしてみてください。
お近くの直営ショップ・取り扱い店舗でも対応してもらえるようです。
やっぱり愛着のあるバッグは長くていねいに使いたいよね。
【値上げの原因】素材価格や職人さんの雇用がバッグの価格へ影響も
ただ、このようにアフターサービスを充実させるにはどうしてもコストがかかってしまうのは仕方のない部分。
- 職人さんの雇用を守る
- 原料コストが年々高くなる
- 修理道具や機械の保守にもコストがかかる
モノづくりに妥協しない吉田カバンゆえに、こだわりある製品をつくり続けるにはどうしてもお金がかかってしまうもの。
ここ数年でみてもポーターシリーズの定価が上がった背景には、こんな事情があることも知っておきたいところです。
すばらしい製品を提供し続けるにはやはりどうしてもお金がかかってしまうよね。なるべく値段は高くなってもらいたくないけど、仕方のないところかな。
【ポーター・タンカー】長持ちさせるお手入れ方法や汚れた時の洗い方は?
さて、丈夫で修理もできるタンカーシリーズのバッグですが、やはり長年使うと汚れてくるもの。
せっかくの大切なバッグならしっかりとお手入れをしながら使いたいものです。
お手入れ方法として、日々の簡単なケアとしてブラッシングを心掛けて下さい。
さすがに使った度にとなると大変ですが、月に1回ぐらいは中身を全部出して細かな部分までホコリを落としてあげるといいですね。
洋服用のブラシがあれば、それで十分です。
もし持っていない方はコートやスーツも長持ちさせられるので、これを機に1本クローゼットに置いておくといいですよ。
それほど高いものは必要ないですが、静電気を防ぐ馬毛・豚毛のものがいいですね。
また、長年使用しているとどうしても汚れてくるので、その際は意を決して洗いましょう。
ただ、洗濯機は禁物‼
洗濯時の擦れや脱水時のダメージがかなり大きくなってしまいます。
少し手間ですが、押し洗いをしてあげて下さい。
中性洗剤を使うのが理想ですが、時間がないなら水だけでも十分きれいになりますよ。
数年に1回洗うだけでもかなり印象は変わるので、愛用している方はぜひジャブジャブしてあげて下さい。
やっぱり長くつかうからには、きれいにしたいよね。
「ポーター・タンカー 20年使ってもヘタレない、人気の高い定番・おすすめモデルをご紹介」まとめ
根強い人気のポーター・タンカーシリーズ。
一時のブームは過ぎ去って、今持っていれば逆に新鮮に映ります。
国内生産で、頑丈で、定番展開していて、価格も比較的手ごろ、もう愛用しない理由がありませんね。
これからもまだまだお世話になりたいバッグなので、僕も大切に扱っていきたいと思います。
使えるバッグを探している方はぜひ参考にしてみて下さい。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございます。
それでは、パーネン(@hiro_pa911)でした。
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