今年もそろそろサンダルの季節だねー。おしゃれなサンダルといえばビルケンシュトックがまっ先に思い浮かぶけど、どのモデルがいいかな?チューリッヒはおしゃれな人が履いていて気になるんだけど……
ビルケンシュトックのサンダルを探している方に向けて、ビルケンのおしゃれモデル「チューリッヒ」を徹底紹介していきます。
ファッション好きのおしゃれさんから人気が高いBIRKENSTOCK/ビルケンシュトック。
そのビルケンシュトックの中でも、ここ数年、特に注目が集まっているZURICH/チューリッヒについて紹介します。
このページのポイント
- チューリッヒの特徴
- チューリッヒのカラー展開
- チューリッヒのコーデ例
- チューリッヒのサイズ選びのコツ
チューリッヒを5年以上愛用しているからこそ、わかる部分を元靴屋が解説していきます。
- ビルケンシュトックのサンダルについて知りたい方
- チューリッヒを買おうか迷っている方
- チューリッヒのコーデで悩んでいる方
ビルケンシュトック・チューリッヒの歴史と特徴【発売から50年以上!】
1774年の創業以来、足の医学に基づいて高品質なフットベッドを生産してきたビルケンシュトック。
200年以上もの歴史あるブランドですが、現在のようなフットベッドを使用したサンダルを作るようになったのはここ半世紀ほどのことです。
チューリッヒの歴史
ビルケンシュトック最初のサンダル「マドリッド」が生まれたのが1965年、翌年1966年に第2号として発売されたのが「チューリッヒ」でした。
発売から50年以上たった今も人気の高い定番モデルです。
50周年をむかえた2016年には、アニバーサリーの限定モデルなども登場しました。
チューリッヒのデザイン、特徴
サンダルとしては少し変わったアッパーデザインになっています。
ビルケンシュトック・チューリッヒの特徴
- 甲部分を広く覆ったアッパー
- 2本のストラップで前足部と甲周りの調整が可能
人によって足の形状は様々ですが、チューリッヒなら2本のストラップで調整ができて、かなり履きやすくなります。
ここ数年で「おしゃれな人が履いているサンダル」として認知されてきていて、メンズ・レディース共に人気を博しているモデルです。
アパレル業界の人からの支持も多いモデルだね。
ビルケンシュトック・チューリッヒの人気カラー
チューリッヒはカラー展開が豊富なのも魅力。
夏に活躍するサンダルということもあり、少し明るめのカラーが人気です。
トープ・スエードは鉄板人気カラー
元々、アメリカのヒッピー文化でブレイクして世界中に人気が広がっていったチューリッヒ。
当時のヒッピーの足元はデニム素材のベルボトムに「トープ・スエード」のチューリッヒが定番でした。
そんな背景もあってか、チューリッヒの中でも「トープ・スエード」は圧倒的な人気色となっています。
デニム素材とトープ・スエードの組み合わせは鉄板だね。
ミンク、モカ、黒などダークカラーも人気
他にもミンクやモカ、黒など濃いカラーのスエードモデルが人気です。
オイルドレザーやラムスキン・ファー素材など少し変わった限定モデルもあるので、自分好みの1足を見つけておしゃれしてみるのも楽しいはず。
個人的にはビルケンシュトックの中では、トープスエード・ミンクスエードが最高にカッコいいと思ってるよ。
ビルケンシュトック・チューリッヒのコーデ例
実際にチューリッヒをどういう風に組み合わせればいいのか?
こんな悩みを持つ人もいますが、そんなに難しく考えなくても大丈夫。
パンツ、ショーツ、スカート……基本的にボトムスはなんでもOK
これ1足だけでも主役になれるインパクトあるデザインのサンダルなので、どんなパンツ、ショーツでも問題ありません。
実際に僕はデニム、軍パン、グラミッチショーツなど、季節を問わずどんなボトムにも合わせてチューリッヒを履いています。
女性の方なら、カジュアルなスカートや太めのパンツなんかと合わせると相性ばっちりですね。
特に軍パンとの相性はばつぐん!
「太めのパンツがおすすめ」といいましたが、特におすすめなのがミリタリーパンツ。
いわゆる「軍パン」と呼ばれるパンツです。
- カーゴパンツ
- ファティーグパンツ
- ミリタリーチノ
軍パンといえばカーキやネイビーが主流で、チューリッヒの定番カラーであるトープやモカなど、どんなカラーとも相性ばつぐんです。
特にアメリカ軍・M65との組み合わせが個人的にお気に入り。
ソックスと合わせた靴下コーデはチューリッヒの真骨頂
そしてチューリッヒの特徴である少し開いたつま先のデザイン、これを活かさない手はないです。
素足で履くのはもちろん、ソックスを履いてチューリッヒを履けばそれだけでこなれた雰囲気に。
2本ストラップの「アリゾナ」や3本ストラップの「フロリダ」でソックスコーデをすると、おじさんのご近所履き感が拭えませんが、チューリッヒなら何故かおしゃれに見えてしまうから不思議。
チューリッヒのソックスコーデはいきなりおしゃれな雰囲気を出せるよね。
合わせるなら上の画像のようなミックス柄ソックスや、ウール・コットンなどの天然素材を使った厚手ソックスなんかがいいですね。
ビルケンシュトックはサンダルとのコーデにピッタリなソックスも展開しているので、サンダルと一緒にそろえれば間違いなしです。
【ビルケンシュトック・チューリッヒのサイズ感】サイズ選びで失敗しないコツ
実際にチューリッヒを履いてみたいんだけど、口コミを見るとサイズ選びが難しそう……サイズ選びのコツってあるかな?
ネットでチューリッヒの口コミを調べてみると「靴ずれ」や「痛い」という口コミが多いように感じます。
革が厚いのでなじむまでは履き口が痛い
チューリッヒは他のビルケンシュトックのモデルに比べて肌との接地面が多いため、革がなじむまでの間に確かに靴ずれしやすいかもしれません。
特に新品の状態から素足で履くと、履き口部分が擦れて痛く感じやすいはず。
対処方としては、最初のうちは先ほどのソックスと合わせた履き方で慣らすのが良いでしょう。
高品質で厚手の革が、この点ではデメリットになるね。
靴ずれしやすいフットベッドのサイズ感は小さめがポイント
またチューリッヒに限らずビルケンシュトックのフットベッドは、サイズが合わないと靴ずれを起こしやすいです。
特にビルケンシュトックは、足の健康を考えて作られているだけに、他のブランドに比べて甲・幅部分が大きめな作りになっています。
普段履いているスニーカーと比べると、1~2サイズ小さめを目安に選ぶといいぐらいのサイズ感です。
さらに、ビルケンシュトックのサンダルには2種類の足幅、2種類の柔らかさのフットベッドが展開されています。
足の型は十人十色なので、可能なら店舗で実際に試着するのがもっとも良い方法ですね。
「レギュラー幅」・「ナロー幅」・「オリジナルフットベッド」・「ソフトフットベッド」はモデルによって販売されているかどうか様々です。
詳しくは公式ホームページを参考にしてみてください。
他のおしゃれブランドにも影響を与えたチューリッヒ
おしゃれサンダルとしての地位を確立しているチューリッヒ。
そのデザインは、他のサンダルブランドや靴ブランドにも影響を与えています。
ライトメーカー(レフトハンド)
1足1足を機械を使わず手作業で職人が仕上げるライトメーカーのレザーサンダルです。
ビブラムソールやシルバー素材を使ったバックルなど、こだわりが詰まった日本ブランドです。
同じく老舗ブランドだった「レフトハンド」から正式に引き継がれた注目のレザーブランド。
このサンダルのデザインは正に「チューリッヒ」そのもの。
サンダルマン・ダブルバックルサンダル
アメリカ西海岸を代表するハンドメイドサンダルブランド・サンダルマン。
元々は地元サーファーのためだけに作っていたが、品質の高さと履き心地の良さで人気が広がっていったブランドです。
サンダルマン・ダブルバックルサンダルも、チューリッヒのデザインを参考にしているモデル。
部位によってレザーの素材を変えたり、ビブラムソールを採用するなど、こちらもこだわりの詰まったサンダルになっています。
こんなおしゃれブランドが参考にしている、こんな所からも、チューリッヒのデザイン性の高さが伺えますね。
僕はこの「サンダルマン」のサンダルもいつか欲しいと狙ってます。
「ビルケンシュトック・チューリッヒ【レビュー】人気カラーやコーデのコツを元靴屋が解説」のまとめ
おしゃれサンダル・チューリッヒの紹介でした。
ここまで「おしゃれなサンダル」として認知されているモデルは珍しいです。
チューリッヒが1足あれば、夏のおしゃれコーデがかんたんに完成するのでおすすめですよ。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。
それでは、パーネン(@hiro_pa911)でした。
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パーネンです