最近、ティンバーランドの3アイレットモカシンが気になるんだよねー。購入を考えているんだけど、サイズ感や購入するときに気をつけることってあるかな?お手入れ方法なんかも気になるんだけど…
こんな方に向けて、かつて一大ブームを巻き起こした「ティンバーランド 3アイレットクラシックラグ」をくわしく紹介していきます。
パッと見はどこの靴屋のレザーカジュアルコーナーにもありそうな、ごくごくありふれた面構えの「3アイレットクラシック」。
でも実は見ため以上に大活躍してくれる、玄人好みな1足なんです。
このページではティンバーランド3アイレットクラシックについて、気になるサイズ感や購入時の注意点、別注品、ソール交換、手入れについて紹介していきます。
最初にいっておくと、色んなコーデと合わせて履けるうえに流行りに左右されない、かなりおすすめな1足。
スニーカーとはサイズ感が全くちがうので、サイズ選びには注意が必要です。
【ティンバーランド3アイレットクラシックの特徴】別注も多い名作モカシンデッキシューズ
TIMBERLANDといえば6インチプレミアムブーツの方が印象に残っている方も多いと思いますが、今回紹介するのは、あえての「3アイレットクラシックラグ」。
ティンバーランド3アイレットクラシックの特徴
- 無骨でワーク感のあるデッキシューズ
- モカシン縫いで甲や指に負担が少ない
- アッパー・ライナーには上質なプレミアムレザーを使用
- ボリューム感と履き心地に優れたラグソール
モカシン縫いとデッキシューズのディティールが特徴
見た目はいわゆる「デッキシューズ」。
レザーシューレースが靴全体を通る形になっています。
デザイン性に加えて、足首周りのシューレースを調整することでフィッティングを変えることもできます。
デッキシューズらしい浅めの広い開口部になっていて、わずらわしい脱ぎ履きも楽ちん。
ほとんどスリッポン状態で履くことができます。
「脱ぎ履きがしやすい」というのは正義ですからね。根強いファンが多いのも納得。
ちなみに、Timberlandの代名詞ともいえるのが「6インチプレミアムブーツ」です。
これはこれでいい靴なんですよねー。
ただ、僕ら世代にはどうしてもB-BOYが履いている印象があって…
先入観があまりない若い子たちがこのブーツをうまくコーデに取り入れているのを見るとうらやましく思います。
【別注も多数】『黒』『ハラコ』などおしゃれブランドとのコラボも多いモデル
定番カラーが人気の3アイレットクラシックですが、別注モデルにも注目したいところ。
2018SSシーズンでは”ENGINEERED GARMENTS”でも別注されたり、”シュプリーム”とも数回に渡りコラボしたり、直営ショップでは各パーツを好みでカラー・素材をカスタムできるようになったりと、この数年で服飾業界の中で話題を振りまいています。
2021シーズンは「チャイナタウンマーケット」とのコラボが注目されているね。
【ティンバーランド3アイレットクラシックのサイズ感】ワイズ展開とサイズ選びに注意
ティンバーランド3アイレットクラシックを選ぶ際には、サイズとワイズに注意が必要です。
- 2種類のワイズ展開がある
- 革がかなり伸びるのでサイズはぴったりめで選ぶ
【注意】2種類のワイズ展開がある
ティンバーランド3アイレットクラシックは2種類のワイズ(幅の広さ)が存在します。
下の画像の靴の内側に印字してあるUSインチ表記(8)の後ろのアルファベットに注目!
(画像の〇印です)
このアルファベット表記には「M」ワイズと「W」ワイズの2種類が存在します。
(僕の所持しているのは「W」表記ですね)
「M」ワイズの実物を持っていないので色々調べたところ、このようになっています。
- 「M」が普通のワイズ(並行輸入品に多い)
「W」が幅広めのワイズ(国内正規品に多い)
「W」は「WIDE」から来てるんでしょうかね?
箱や靴の内側を見て表記を確認するのはもちろん、ネットで購入する際はレビューでどちらのワイズなのか確認した方がいいでしょう。
ショップに問い合わせして確認できれば一番いいですね。
このワイズによって、サイズ選びにも影響が出てくるので注意が必要です。
【サイズ感】革の伸びも考えると新品時はぴったりがおすすめ
幅が広くなることでサイズ感も変わってきます。
僕のように「W」だと1サイズ小さめにした方が良いですね。
【足の実寸26.5㎝の僕の場合】
- 「W」ワイズ…US8(26㎝)でぴったり
※参考…スタンスミスやニューバランスCM996などは27.5㎝が多い
僕は足の実寸26.5cmで「8W」を履いていますが、新品時はけっこうぴったりのサイズ感でした。
履きつづけるうちにアッパーの革が伸びてきてちょうどいいサイズ感になってきます。
レザーインソールもやわらかく、履いているうちに足の形に合わせてなじんできます。
かなり柔らかいレザーで足なじみしやすい靴なので、3アイレットクラシックの新品はぴったりのサイズを選ぶのがよいでしょう。
履き口はクッション性があり、かなりやわらかい履き心地。
ぴったりのサイズを選んでも、痛くなるような心配は感じませんでした。
「Wワイズ」なら、革靴やブーツのサイズより1サイズダウンでちょうどいいぐらいかな。「Mワイズ」ならそのままのサイズでいいかも。
靴周りを360°回っているレザー製シューレースで履き口の開き具合も多少調整できるので、革が伸びてきても安心です。
デッキシューズのこのシューレースシステムは非常によく考えられていますね。
【ティンバーランド 3アイレットクラシックの種類】バーガンディは廃盤?
3アイレットクラシックには、定番といえる王道の2カラーとシーズンカラーがあります。
【定番カラー】ブラウン・バーガンディーの2色展開
定番で販売しているのは”BROWN 30003″と”BURGUNDY 50009”の2色。
この2色が非常によく似たカラーで、画像なんかで見るとかんたんに見分けがつかないことも。
ただ、実物はしっかりとちがう色めなのでよく確認してください。
履きつづけたあとの、エイジングの具合も変わってきますからね。
バーガンディは廃盤になるという噂がありますが、公式サイトやAmazon、楽天ではサイズがそろっているので安心ですかね。
こういうのはいきなり商品ページが削除されることもあるから、気になる方は早めに手に入れておきましょう。
【シーズンカラー】継続してもらいたい秀作
2022年からはシーズンカラーも登場しています。
”AUTHENTICS”と名付けられた2カラーが発売されました。
環境に配慮されたエコロジカルヌバックとパテントレザーを組み合わせたブラックカラーと全面スエードがシックなカーキカラー。
どちらのカラーも1シーズンで終わらず、継続してもらいたいぐらいカッコいい2色です。
個人的には、パテントとヌバックがコンビになった”a2a2c”のブラックカラーはかなり気になってます。
【ティンバーランド3アイレット使用レビュー】50009バーガンディを約5年履いた経年変化
僕はBUGUNDYカラーに惚れこみ約5年間履きつづけていますが、履きまわしが効いて非常に重宝しています。
靴底がラグソールなのでカジュアルな印象になりがちですが、たっぷりとオイルを含んだオイルレザーの革質が良く、しわやキズもいい雰囲気に変化してくれます。
内張りのレザーも履きこむことでツヤが増してきました。
最初のうちはオレンジカラーが靴下に色移りすることもありましたが、すぐに解消されましたね。
靴を脱いだときの見ためも好みです。
カジュアルコーデに合わせたい場合、どんなパンツでもバランスが取りやすいので非常に助かっています。
デニムはもちろん、チノパン、カーゴパンツから細身のパンツまで、ほとんどのカジュアルパンツに使えるイチロー並に守備範囲の広い1足です(笑)
アメカジの王道、ミリタリーパンツなんかにも相性ピッタリですね。
また、地方で会社勤めしている僕はよく「チノパン+ボタンダウンシャツ+作業着の制服」のような恰好をしています。
その足元にこの3アイレットクラシックを履いていますが、服装にあまりうるさくない会社なのでビジネスでも問題ありません。
むしろ、
「良い靴履いてますね」
なんて声をかけられることもあるぐらい、評判がいいです。
職場で靴を褒められることってなかなかないから、これにはビックリ!
ティンバーランド3アイレットクラシックのお手入れ方法とソール交換
3アイレットクラシックのお手入れは人によって様々です。
ここでは、5年以上履いてきた僕のおすすめのお手入れ方法を紹介します。
お手入れの基本はブラッシング、たまにミンクオイルで充分
3アイレットクラシックのお手入れについては色々な意見がありますが、普段のお手入れはブラッシングのみでOKです。
ティンバーランド自慢のプレミアムレザーにしっかりと油分が含まれているので、ブラッシングだけでしっかりとツヤが出てくれます。
あとは年に数回、レザーの乾燥が気になったタイミングでミンクオイルを少量塗るだけのかんたんお手入れで充分。
・汚れ落とし用ブラシでホコリを落とす
・(たまに)豚毛ブラシでミンクオイルを染み込ませるように摺りこむ
・一晩置いたらキレイなウエスで磨いて艶を出す
こんな感じでそれほどこだわることなく、適当な手入れを続けてきました。
赤みがあるBURGUNDYカラーが徐々に濃くなって、レザーに鈍い光沢が出てくる過程は育て甲斐を感じることができます。
手入れした回数まで覚えていないですが、約5年履くとこんな感じになってきます。
最初のカラーがわからないぐらいブラウンに近い色になっていますね。
履くことによる色あせとミンクオイルのツヤと色の深みでなんとも言えない色めに変わってきました。
ALDENのような高級靴の「シワ」と「光沢」が増すエイジングもいいですが、この3アイレットクラシックに代表されるようなワーク系革靴のエイジングは男心をくすぐりますよね。
オイルの塗りすぎには要注意!ほこりが付きやすくなって汚くなりがちです。
3アイレットクラシックの雰囲気が好きな方ならレッドウィングなんかも好みかも。
ソール交換は直営店舗かメーカーへ郵送
3アイレットクラシックは、この価格帯の靴には珍しく靴底の張り替えができるというのもポイントです。
僕が購入した当時は販売店でソールの張替えも¥10,000程度で受けつけていたのですが、現在は直営店舗か直接郵送での受付のみとなっているようです。
ティンバーランドの公式ホームページに詳しい情報が記載されています。
約5年間、3日に1回程度の頻度で履いて、さすがにそろそろ張り替えないといけない状態になってきましたが、楽天やアマゾンで探すと新品もそこそこ安く買えるようになりました。
【まとめ】ティンバーランド3アイレットクラシックは長く履ける名作デッキシューズ
「Timberland 3アイレットクラシック」の魅力をまとめます。
- 脱ぎ履きが楽チン、見た目も◎
- 色は2色展開
- ワイズとサイズ選びに注意
- 簡単お手入れでグッドエイジング
- ソール交換もできる
3アイレットクラシックは、服装にうるさくない職場なら問題なくビジネス使いができます。
もちろん普段履きにも使えて、ホントに出番が多いです。
興味を持ってもらえたら、ぜひ「3アイレット仲間」になりましょう!
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。
それではパーネンでした。@hiro_pa911
パーネンです