ニューバランスといえば、おしゃれさんが履いているスニーカーとしてすっかり人気になりました。
その中でもM576やM996、廉価版のM574といった品番が高い人気を誇っています。
ただ、あまりに人気がありすぎて「他の人とカブる」なんてこともしばしば。
そんな方に向けてこの記事では知る人ぞ知る、隠れた名品番のニューバランスのスニーカーをご紹介。
今回は「NEWBALANCE(ニューバランス) M998」の魅力やサイズ感、履き心地、別注品について書いていきます。
僕が持っているニューバランスの他の品番とも比較しているので、購入を考えている方は参考にしてみて下さい。
- 履き心地が良くておしゃれなスニーカーを探している方
- 2足目、3足目のニューバランスを検討している方
- M998のサイズ感や履き心地を知りたい方
ニューバランスM998GYの特徴をレビュー
「1000点中990点」とニューバランス自らが広告をうったことで有名になったM990から始まった900番台。
舗装路でのランニング用として作られた900番台のシリーズの中で、M997の後継モデルとして1993年に発売されたのがM998。
現在流通しているのは、復刻モデルの「M998」になります。
900番台といえば、アジア製の廉価版が多くの人に履かれているM996が圧倒的に人気も知名度もありますが、ニューバランスの中でも異彩を放つ見た目のM998は正に玄人好みな一足。
他のモデルに比べて、パッと見で細身の上品なアッパーとボリュームのあるソール、小さなNマーク(通称チビN)が印象的ですね。
高品質で有名な「ウルバリン社製ピッグスキンスエード」とメッシュ素材を使用したアッパーがグレー一色の中にも高級感のある見ためを生み出しています。
また、スニーカー黎明期ともいえる1990年代に生まれただけあって、型押し合皮のタン部分や合成樹脂パーツの補強など、クラシカルな外見とハイテクが混じりあってできた秀逸なデザインが他の品番にはない魅力です。
ニューバランスM998はMADE IN U.S.A.
ニューバランスといえば現代のスニーカーでは珍しく、アメリカ製・イギリス製をリリースし続けていることで有名です。
M998もタン部分の「MADE IN U.S.A.」の刺しゅうが表す通り、今もなおアメリカの工場で生産され続けている希少なモデル。
今やアパレル、靴業界もアジア生産・アフリカ生産にシフトされていっている中、確かな技術を持った古くからの職人たちによって製造されるスニーカー、という価値だけでも購入する動機としては十分。
さらにニューバランスといえば「袋縫い製法」と呼ばれる、足を包み込むようにアッパー素材の内側を縫製する技術がありますが、これも優れた職人さんによって作られる高級モデルを証明する1つの特徴。
M998は「半袋縫い製法」という技術で作られていて、履き込むほどに独特のフィット感が生まれるという点が魅力ですね。
多少価格は上がってしまいますが、払うだけの価値があるスニーカーなのは間違いないです。
ニューバランスM998の履き心地は?初めてABZORB(アブゾーブ)を採用したモデル
見た目にボリュームのあるソールが特徴的なM998は、長いニューバランスの歴史の中で初めてミッドソール(アッパーと靴底の間)部分に「ABZORB(アブゾーブ)」を採用したモデルでもあります。
アブゾーブとは衝撃吸収はもちろん、ほぼ100%の反発力を生みだして推進力を高めることができる、ランニング目的のシューズに使用される素材として、当時としては画期的なものでした。
M998ではニューバランスが誇る「ENCAP」と「C-CAP」というクッション性と軽量性を兼ね備えた素材を採用していて、先のアブゾーブと合わせて、しっかりとしていながら柔らかな、足に優しい履き心地を生み出しています。
現在では技術が発達して、クッション性の良いスニーカーは各ブランドからたくさん出ていますが、これだけ高いレベルでクラシカルな外見と履き心地を共存させたモデルは少ないのではないでしょうか。
ニューバランスM998のサイズ感は?ラストは「SL-1」採用で細め
ニューバランスといえば、ポッテリとしたクラシカルなフォルムのモデルが多いイメージですが、M997から続く細身で縦長なフォルムが特徴的なM998。
「SL-1」を採用した細身のシルエット
採用されているのは「SL-1」というラスト(木型)です。
ニューバランスのラストは大きく2つに分かれます。
- SL-1…細身でシュッとしたフォルム。「900番台」、「M1500」など
- SL-2…太めのポッテリとしたフォルム。「500番台」、「M1400」など
(他にもニューバランスには10種類以上のラストがありますが、流通している多くのモデルがこの2つを採用しています)
M998は細身で上品な印象がありながら、ソールのボリュームがあることで華奢にも見えない、前足部から後足部にかけて流れるようなフォルムのニューバランスの中でもかなり特徴的なシルエットのモデルです。
1つ前のモデルであるM997と並んで、ニューバランス内で最も細いフォルムになっています。
スニーカーを履くときでも、少しキレイめな格好を意識するようになってきた僕たちアラフォー世代には、ほっそりとした上品な見た目のカジュアルスニーカーは重宝するんですよね。
細身ながらきつすぎないワイズ。M1300CLやM1400より小さいサイズ感
M998は27.5cmでぴったり、細めといえどそこはさすがのニューバランス、窮屈さを感じさせないフィット感です。
M1400は同じ27.5cmを履いているけど、かなり余裕のあるサイズ感で、27cmの方が良かったぐらい。
M1300CLだと27.5cmで少しゆとりを持って履ける、27cmだとピッタリすぎるかな、といった具合。
同じラストを採用していてもサイズ感や足幅に違いがあるというのが難しいところですが、上記を参考にサイズを検討してもらえればと思います。
ニューバランスM998はレディースサイズから揃えられた数少ないモデル、別注品も豊富
ニューバランスはメンズとレディースで品番が変わるのが通常です。
Mから始まる品番…Men’s(メンズ)用
Wから始まる品番…Wemen’s(ウィメンズ)用
ニューバランスの他の品番では、メンズとレディースでカラーやシルエットが変わるのが普通ですが、M998はレディースサイズの23cmから揃っているのが特徴。
おしゃれな女性が履けるのはもちろんカップルでおそろいに出来る、ニューバランスの中でも数少ないモデルの1つです。
ただ、レディースサイズの取り扱いがあるお店はそんなに多くないので、気になる方は在庫のあるうちに狙ったほうが良いでしょうね。
また、ニューバランスといえば別注カラーが色々なモデルで出ていますが、M998の別注は何故かカラフルなものが多いのが特徴的。
ただでさえ玄人好みな品番なのに、他モデルにないカラーリングを選べば、もう人とカブる心配はいらないんじゃないでしょうか。
「ニューバランスM998・隠れた名品のサイズ感や履き心地をご紹介」のまとめ
もう一度、特徴をおさらいしていきます。
- 見た目にも素材にも特徴のあるM998
- 高い技術で製造された「MADE IN U.S.A.」
- ABZORBを初めて搭載した、履き心地を追及したモデル
- 細身ですっきりとしたシルエット、サイズには注意
- レディースサイズ、別注品も豊富なモデル
冒頭でも述べたように、ニューバランスといえば「M576」や「M996」、5年ごとの復刻で話題の「M1300」や、その後継の「M1400」が人気も高く履いている人も多いですが、この「M998」は大人が履ける名品番としておすすめのモデルです。
M998を履いているだけで人と差がつくスニーカーライフを送れるので、この記事を見て気になった方はチェックしてみて下さい。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。
それでは、パーネンでした。(@hiro_pa911)
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