以前にニューバランスM1400に関する記事を書きましたが、今回は同じく1000番台で人気の高いニューバランスM1300CLのサイズ感や履き心地について詳しく書いていきます。
M1400との比較も書いているので、購入を検討している方は参考にしてもらえたら嬉しいです。
ニューバランスのスニーカーを持っている方には注意してもらいたい加水分解についても説明していきます。
- ニューバランスM1300CLの購入を検討している方
- M1300CLとM1400の違いを知りたい方
- 加水分解やリペアについて調べたい方
ニューバランス・M1300CL、CLのクラシックって?
ニューバランスM1300といえば、ファッション好きなら1度は聞いたことがあるんじゃないでしょうか。
ニューバランスM1300といえば1985年に発売された、当時のブランド最高峰モデル。
スニーカーとしては高額な$130(当時のレートで3万9000円)‼という価格でも話題になりました。
カジュアルファッションの王様、あのラルフローレン御大が「雲の上を歩いているようだ」と絶賛した履き心地で注目を集めたモデルです。
いつしか「スニーカー界のロールスロイス」という異名まで広がるようになりました。
M1300の生産が終了してからも熱烈な支持を受けたため、アメリカ国内で定番品として復刻されたのが「M1300CL」です。
オリジナルのM1300と区別するために「CL(=クラシック)」と品番に付け加えられています。
当初は日本国内ではアメリカからの並行輸入品しか流通していませんでした。
日本でのニューバランス人気の高まりによって、2016年以降ニューバランスジャパンでもM1300CLが定番として展開されるようになりました。
生産は、ニューバランスの中でもこだわる方が多い「MADE IN U.S.A.」。
M1300CLは、その中でも特に熟練の技術者が集まっているスコヘーゲン工場で製造されています。
スコヘーゲン工場内でも特に精鋭の職人集団「SuperTeam 33」によって作られているのがM1300CLです。
M1300CLのBOX内には「SuperTeam 33」のラベルが付属されているのがその証。
ニューバランス・M1300CLとM1300JPは別物
さて、M1300CLは「復刻」と紹介していますが、実はグレーの色味(スティールグレーというカラー名)やタグの書体など、オリジナルのM1300から少しマイナーチェンジしています。
そんなマニアックなスニーカー好きなら知っている方も多いんじゃないでしょうか。
1985年発売のオリジナルを忠実に復刻したものがあるんです。
それが「M1300JP」
「JP」とつく事からわかるように、日本企画で復刻されている希少品番になります。
オリジナルのシルエットやタグの書体、色味などオリジナルを限りなく忠実に再現して復刻されています。
有名なVibram社製のアウトソールも再現されているんです。
しかも1995年から5年ごとに数量限定でしか発売されず、毎回、即完売というとんでもない人気モデルです。(次回は2025年発売予定)
定価は3万円程度ですが、プレミアムが付いてメルカリやヤフオクでは新品未使用で5~6万円なんてザラ。
その点、M1300CLは定番的に販売されていて、価格も2万円台半ばという設定。
希少性でいえばM1300JPにはかないませんが、クラシックなニューバランスが欲しい方なら「M1300CL」という選択が正解です。
M1300CL・2020年に新色を展開
今では定番として展開されているニューバランスM1300CL。
そのM1300CLに待望の新色が発売されることになりました。
定番のグレーに加えてブラック・ネイビー・グリーンの4色展開。
1000番台モデルが人気高騰でバリエーションが少なくなる中、使いやすいカラーでの展開はさすがニューバランス。
特に画像にあるグリーンはオフィシャルストア限定カラーになるので注目です。
2020年は「M1300JP3」の熱狂から興奮冷めやらぬ中、ニューバランスはどんどん攻めてきてますね。
予約など詳細は公式オンラインストアにて。
ニューバランス・M1300CLの履き心地やサイズ感について
ニューバランスの1000番台はブランドの中でも「フラッグシップモデル」という位置づけです。
クッション性に優れたENCAP(エンキャップ)を採用、でもちょっと固め?
M1300は初の1000番台として、当時としては最高のクッション性を持つ「ENCAP」を採用。
ENCAP(エンキャップ)とは、衝撃吸収性に優れたEVA素材を頑丈なPU素材に封入した構造で、ハイレベルな安定性とクッション性を実現したシステム
(ニューバランス公式ページより)
もちろんクッション性もあり履きやすいのですが、日々進化する技術によって後継モデルの方が履き心地が良いのはいうまでもありません。
実際に僕の持っている他のニューバランスのモデルと比較しても、M1300CLは若干固めかな~という印象です。
発売当初はランニングシューズとして利用されてもいましたが、もう30年以上も前の話ですからね。
今なら完全におしゃれ履きとしてファッションに取り入れるのが無難でしょう。
見ためのクラシック感とデニムや軍パンとの相性は抜群です。
スニーカーでは珍しいワイズ展開、DワイズとEワイズから選べる
「ニューバランスのスニーカーは日本人の足型に合う」
こんな話をよく聞くんじゃないでしょうか。
甲高幅広な足型が多い日本人には、ニューバランスのゆったりとしたワイズは確かに合いやすいです。
さらにニューバランスジャパンの公式ホームページからなら、購入時にDワイズとEワイズの2種類から選べます。
公式以外ではDワイズでの販売が多い印象なので、購入を検討している方はしっかりと確認して下さいね。
厚手のソックスを履いてピッタリというサイズ感かな。
ニューバランス・M1300CLとM1400の比較。違いは何?
日本国内で特に人気の高いM1300CLとM1400。
M1300の後継モデルM1400ではどんな部分が変わったか?
大きく違う部分を紹介していきます。
メッシュ素材とスエード素材
M1300CLはグレーのヌバック素材とメッシュ素材でアッパーが作られています。
一方M1400はオールスエード素材となっているのが特徴。
(※カラーによってメッシュ素材のものもあります)
スエード素材のみになると高級感も演出されて、M1400は大人が履けるスニーカーという印象に。
逆にメッシュ素材でスポーティーな印象になるM1300CLはカジュアル履きにピッタリですね。
つま先にかけてのシルエット
左側がM1300CL、右側がM1400になります。
画像で見ればわかりやすいですが、M1300CLのつま先はぽってりとしたボリュームのあるシルエット。
一方M1400はボリュームがありながらもつま先からかかとにかけて流線型の流れるようなシルエットに。
アウトソールとクッション素材
先に紹介したように、M1300CLのソールにはENCAP(エンキャップ)を採用。
M1400はエンキャップとC-CAPという2つのクッションシステムを採用しています。
もちろんどちらもクッション性はいいのですが、個人的な感想で言えば後継モデルであるM1400に軍配が上がりますね。
後継モデルであるM1400、M1500について詳しく解説しているので、こちらも参考にしてみて下さい。
ニューバランス・M1300CL、恐ろしい加水分解やソールリペア・貼り換えについて
ニューバランスのクラシックモデルを持っている方なら気を付けたいことが。
それが「加水分解」です。
加水分解とは…
空気中に含まれる水分とミッドソールに使用されるPU(ポリウレタン素材)が反応し、時間とともに劣化していく現象
先に紹介したようにM1300CLにはPU素材でできたENCAPが採用されています。
クッション性が良いというのがメリットなエンキャップですが、どうしても加水分解は避けられません。
環境や使用状況によって差はありますが、おおよそ製造から10年程度で加水分解による劣化は始まってきます。
実は、僕のM1300CLも加水分解が始まってきたので、そろそろ諦めないといけないようです…
でも、ボロボロに加水分解してしまったからといって、諦めて捨ててしまうのはまだ早いんです‼
ニューバランスジャパンでは、品番は限られますが有償でソール交換・リペアをしてくれます。(約1万円程度)
もちろんM1300CLも対象品番に入っているので一安心。
加えて消耗しやすいライニング(内張り)の張替えも行ってくれます。
せっかく高価なニューバランスのスニーカーなので、長く履けるこんなサービスはかなり嬉しいですね。
ちなみにインターネットでは修理の申し込みができないため、少し面倒ですが「ニューバランスジャパンお客様相談室」に電話をしなければいけないのが難点ですね。
「ニューバランス・M1300CL サイズ感や履き心地をレビュー。人気のM1400と比較もしてみた。」のまとめ
数あるニューバランスの中でも非常に人気の高いM1300CL。
アメカジ好き、ファッション好き、スニーカー好きの方ならぜひ1度は検討してみてほしいモデルです。
ニューバランスが好きなら避けては通れない名作、それがM1300CLですよ。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。
それでは、パーネン(@hiro_pa911)でした。
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