「MADE IN USA」
服好き・靴好きの人たちにとって、何とも魅力的な単語です。
今回は「MADE IN USA」を貫く靴ブランドを元靴屋が厳選紹介。
革靴・ブーツ・スニーカー
それぞれのブランドがこだわりを持って、今もアメリカ製を続けている本物ばかり。
- 「MADE IN USA」の靴ブランドを知りたい方
- 見ためと頑丈さを兼ね備えた靴が欲しい方
- こだわりを持ったブーツやスニーカーを買いたい方
【MADE IN USA靴ブランド】アメリカ製という言葉には靴好きを惹きつける魅力がある
「MADE IN USA」という言葉には、何ともいえない魅力があります。
- 丈夫でタフな作り
- 細かい部分にこだわらない
- 工業製品的な無骨なデザイン
アメリカ製といえば、こんなイメージがわいてくるんじゃないでしょうか。
今回紹介するブランドの靴は、アメリカの背景や環境が生み出した逸品が多く、正にアメリカを体現する靴が多く並びます。
日本の職人が作る繊細で細かな部分まで作りこまれた製品とは真逆の、
「気をつかわずにガンガン履ける気楽さ」
これがアメリカ製ブランドの1番の魅力でしょう。
靴以外にも、Tシャツ・バッグの「MADE IN USA」ブランドも集めて紹介しています。
「MADE IN USA」を貫くブーツブランド
数ある「MADE IN USA」ブランドの中でも、元靴屋の僕が自身を持っておすすめできる靴ブランドを集めました。
まずはTHE・アメリカが感じられるブーツブランド。
有名どころばかりですが、そのどれもが独特の魅力を持っていて、履くだけで気分がアガるブーツばかり。
アメリカ製ブーツといえば「REDWING/レッドウィング」
ベックマン・アイアンレンジ・ジラードブーツに注目
REDWING/レッドウィングは1905年にアメリカ・ミネソタ州で始まったブーツブランド。
レザーの鞣しからブーツ製造までを一貫して自社工場でおこなう、希少な「MADE IN USA」ブランドです。
ワークブーツを中心に製造していて、その種類も様々。
大定番である「クラシックワーク」や「エンジニア」はもちろん外せない存在。
僕が個人的に気になっているのは「ベックマン」「アイアンレンジ」「ジラードブーツ」の3モデル。
どのモデルもコーデの合わせやすさと無理のないハイト(高さ)で、万能なモデルです。
また、革靴・ブーツ類の価格が上がる一方の靴業界にあって、レッドウィングのブーツは比較的、値段がおさえめなのもうれしいポイント。
このご時世、
「MADE IN USA」のブーツが3万円代で買える
なんて、レッドウィングの企業努力の賜物でしょうね。
個人カスタムもできる「RUSSELL MOCCASIN/ラッセルモカシン」
レッドウィングと並び、1980年代から日本国内で人気の高い「MADE IN USA」ブランドが、「RUSSELL MOCASSIN/ラッセルモカシン」です。
創業は1898年と、100年以上つづく老舗のブーツブランド。
元々は森林伐採作業者にむけて、機能性の高いブーツを作りはじめました。
昔ながらの手作業でつくられるブーツは、足を包みこむような履き心地をうみだすモカシン製法が中心で、耐久性や耐水性にも優れています。
レザーや細かな仕様も変更可能な個人オーダーもできる心優しい「MADE IN USA」ブランドなんです。
職人が細かなオーダーに対応してくれるため、日本国内のショップから別注モデルがオーダーされることも増えて、人とはちがうモデルが探しやすいのも人気の秘密。
ただ、職人の確保や原料であるレザーの確保、そもそも大量生産を好まないブランドの意向もあり、今後日本国内で出回る数は減っていくことが予想されるブランドではあります。
人気の高い定番モデル「スポーティングクレーチャッカ」や「ノックアバウト」は今後ますます希少な存在となるでしょう。
ブーツにゴアテックスを採用したパイオニア「DANNER/ダナー」
今やアウトドアウェアやスニーカーに使用されることが増えた透湿防水素材「ゴアテックス」。
その高機能素材を初めて靴(ブーツ)に採用したのが「DANNER/ダナー」です。
1932年に創業された比較的新しいブランドですが、1950年代に当時トレンドであったハイキングに特化したブーツを開発するなど、先進的なブランドとして認知されていました。
アメリカ・オレゴン州ポートランドの自社工場で、今も「MADE IN USA」を継続するアメリカブランドです。
ハイキング用ブーツとして後にアップデートされた「マウンテンライト」やゴアテックスを採用した「ダナーライト」が看板モデルとして、今も人気を引っぱる存在。
特にダナーライトは、㈱エービーシーマートが輸入総代理店になってから、様々なバリエーションが発売されて人気を高めていますね。
キング・オブ・ブーツ「WHITE’S/ホワイツ」
「KING OF BOOTS」
これが「WHITE’S/ホワイツ」につけられた称号。
100年以上も昔、創業者のオットー・ホワイツが「世界一良質なワークブーツをつくる」と始めたのが起源。
その想いは叶い、ワシントン州の工場で「MADE IN USA」がつづけられる製品は、いつしか「ブーツの王様」と呼ばれるようになりました。
とにかく丈夫で質の高いレザーを使用して、頑丈なハンドソーンウェルテッド製法+ステッチダウン製法で作られるブーツは、世界中で人気を集めています。
ブランドの顔ともいえる「スモークジャンパー」をはじめ、多くの人気モデルをそろえます。
日本国内で人気が高く、僕もいつか手にしたいと思っている「セミドレス」が注目モデル。
ワークブーツでありながらヒールがシェイプされた出で立ちで、上品な雰囲気を持っています。
名作ブーツがそろう「WESCO/ウェスコ」
1918年創業と、比較的ここまで紹介してきたブランドの中では新しい部類の「WESCO/ウェスコ」。
ハイト(丈)のあるロガーブーツが中心の「MADE IN USA」ブランドです。
その始まりも森林作業者向けのブーツからでした。
世界大戦のころに、作業者用のブーツを数多く手がけたことで現在の地位を確立。
今ではワーカーだけではなく、バイカーからの人気も高く、世界中で人気を広めています。
代表モデルは「ボス」・「ジョブマスター」。
どちらもハイトが高く、アメカジ愛好家やバイカーからの人気が特に高いモデルです。
履きならすまでにも時間がかかる、正に「一生モノ」のブーツ。
「MADE IN USA」を貫く革靴(レザーシューズ)ブランド
アメリカ製の革靴ブランドはヴィンテージでは多く見かけますが、数が減ってきているのが実情。
その中でも、今も「MADE IN USA」を続けるクオリティーの高い2ブランドを紹介します。
みんなの憧れの革靴「ALDEN/オールデン」
もはや説明がいらないぐらい、絶大な人気をほこる「ALDEN/オールデン」。
1800年代、カスタムメイドブーツやドレスシューズ作りから始まり、今も高いレベルで一足一足を作りつづける「MADE IN USA」ブランドです。
医療用矯正靴を開発し、履き心地や使用されるレザーの品質にまでこだわり、現在では「革靴の王様」と呼ばれるまでになりました。
「ALDEN/オールデン」といえば、やはり「コードバン」に注目。
農耕用馬のお尻からわずかしか採れない貴重なコードバン。
中でも限られたブランドしか扱えない「ホーウィン社製コードバン」を多くのモデルで採用しているオールデン。
「ラベロ」「バーガンディー」など、コードバンのカラーによって買い集める方もいるぐらい、「オールデン=コードバン」という図式が革靴好きに浸透しています。
また、オールデンは革靴ブランドの中でも多くのラスト(木型)をそろえる点も特徴。
色々な足型の人にも合う革靴がそろう、そんな強みもあるブランドです。
「V-TIP」や「タンカーブーツ」など、コードバンの魅力を存分に引き出したモデルが数多く展開されています。
アメリカの革靴といえば「ALLEN EDMONDS/アレン エドモンズ」
1922年、「世界で一番履き心地のよい、手作りの靴を作りたい」という思いを持って始まった「ALLEN EDMONDS/アレンエドモンズ」。
釘や金属製シャンクを使わない製法で今もハンドメイドを続ける「MADE IN USA」ブランドです。
先ほどのオールデン同様、限られたブランドしか扱えないホーウィン社製コードバンなど質の高いレザーを使用。
アメリカの歴代大統領も愛用していた
というエピソードは、アレンエドモンズの品質の高さと技術力が認められている証拠です。
アレンエドモンズには多くのモデルがありますが、抑えておきたいモデルはこの3モデル。
- 最も使用用途の多い内羽根ストレートチップ「パークアベニュー」
- メダリオンの雰囲気が秀逸「マックニール(ロングウィングチップ)」
- 他ブランドのローファーとは一線を画す「ケンウッド(ローファー)」
「MADE IN USA」らしい力強い雰囲気がありながらも繊細な見ためで、活躍すること間違いないモデルたち。
「MADE IN USA」を貫くスニーカーブランド
スニーカー文化の中心ともいえるアメリカ。
アメリカ発のブランドは数多くありながら、今も「MADE IN USA」を続けるブランドは多くありません。
その希少なアメリカ生産を続けるスニーカーブランドを紹介します。
アメリカ製のスニーカーといえば「NEWBALANCE/ニューバランス」
アメリカ・ボストンに本社を構えるおしゃれスニーカーブランド「NEWBALANCE/ニューバランス」。
今や総合スポーツブランドのイメージが強いですが、その始まりは矯正用インソールでした。
その後、矯正靴やカスタムメイドのランニングシューズを手がけ、ウィズ(足囲)を選べる珍しいスニーカーブランドとして業界での地位を確立。
ファッション界の重鎮・ラルフローレン氏に「雲の上を歩いているよう」と形容されるほどの履き心地を実現した「M1300」の発売以降、ファッション業界でも注目されるブランドとなりました。
多くのスニーカーブランドがアジアなどの発展途上国に生産拠点を移す中、ニューバランスはいくつかのフラッグシップモデルを今もアメリカ国内工場で生産。
技術力の高い職人によって生産されるモデルは、履き心地はもちろんデザイン性の高さでも人気となり、「MADE IN USA」モデルはおしゃれに敏感な方に支持され続けています。
アメリカ製モデルの中では「996」や「1300」・「1400」など、日本国内で人気の高いモデルが数多くあります。
どちらのモデルも”チビN”を採用していて、ボリュームがありながらも上品な印象を与えてくれる「大人スニーカー」な一足です。
日本で取り扱いはわずか‼知る人ぞ知る「VICTORY SPORTS WEAR(U.S.W.)」
見慣れないブランド名「VICTORY SPORTS WEAR/ヴィクトリースポーツウェア」。
1981年にアメリカ・マサチューセッツ州で創業されたジョガー・マラソンランナー向けのカスタムランニングシューズをつくるブランドです。
スニーカーでありながら、製造工程のすべてをハンドメイドで仕上げる希少な「MADE IN USA」ブランド。
一足を仕上げるのにおよそ1か月もかかるという、とんでもなく手間ひまがかかったスニーカーを作っています。
さて、この「VICTORY SPORTS WEAR」、実は扱っているショップが非常に少ないんです。
というか、Amazonや楽天で検索してもヒットせず、たどり着いた唯一買えるショップがこちら。
こだわりぬいたスニーカーをアメリカ生産で続けている
というだけで希少な存在なので、どこかの企業が代理店を申し出て、もっと世に広まってもらいたいと願ってます。
「VICTORY SPORTS WEAR」について詳しく知りたい方は、取扱店であるDIGUPPERのブログを参考にしてみてください。
【「MADE IN USA」アメリカ製・革靴/ブーツ/スニーカーブランドを元靴屋が厳選紹介‼】のまとめ
「MADE IN USA」を貫くブーツ・革靴・スニーカーブランドを紹介しました。
どのブランドも信念をもって「MADE IN USA」を続けていて、その製品にもこだわりが感じられます。
見ためや耐久性だけではなく、その”こだわり”に僕たち物欲マンは駆り立てられますね。
今回紹介したブランド・モデルは何年もつづく逸品ばかり。
自分の”こだわり”に敵った一足を手に入れてみてください。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。
それでは、パーネン(@hiro_pa911)でした。
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